NY外為市場ではドル売りやリスク回避の動きが再燃している。米10年債利回りは0.93%まで低下。ダウ平均株価は寄り付き直後600ドル超下落した。
ドル・円は106円73銭まで下落し10月来の安値を更新。ユーロ・ドルは再び1.12ドルをうかがう展開。ユーロ・円は119円68銭から119円45銭へじり安推移した。

カリフォルニア州のニューサム知事は4日記者会見し、州全域に非常事態宣言を発動した。世界各地で様々な大規模イベントが中止されているほか、大手企業は雇用者の出張を控えたり自宅勤務を推進している。
航空会社、旅行社などの売り上げは大幅減。企業収益も大きく減少、景気に影響を与えることは必至と警戒されている。

米金利先物市場は3月17日、18日に予定されている連邦公開市場委員会(FOMC)でさらに0.5%ポイントの利下げを実施することを織り込み始めドル売り圧力となった。






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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY外為:ドル売りやリスクオフ、ダウ686ドル安