20日の米国市場ではNYダウが112.93ドル安の27821.09、ナスダック総合指数が43.93pt安の8526.73といずれも下落したが、シカゴ日経225先物は大阪日中比5円安の23135円とほぼ横ばい。21日早朝の為替は1ドル=108円50銭前後(20日大引け時点は108.52円付近)。本日の東京市場は電子部品セクターを中心に米国株安を嫌気した売りが優勢となろう。昨日買われたローム<6963>やキーエンス<6861>などに下落余地がありそうだ。ただ、対ドルでの為替の円高基調には一服感も見られるため売り物は限られ、任天堂<7974>は昨日の騰勢を引き継いで値上がり継続が期待できよう。また、売り物が落ち着く場面では、楽天<4755>などの内需株や高値追いが続く野村<8604>も買いを呼び、米長期金利の連日の低下を強材料にREIT市場もしっかりの展開が予想される。一方、強気の投資判断や目標株価の引き上げが観測された国際帝石<1605>、東洋水産<2875>、東洋紡<3101>、TIS<3626>、関西ペイント<4613>、ローム<6963>、太陽誘電<6976>、アイシン精<7259>、東京精密<7729>、共立メンテ<9616>などに注目。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 個別銘柄戦略:国際帝石や東洋水産に注目