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安値は859.0pt、取引高は689枚。本日のマザーズ先物は、外部環境の好転を受けて投資マインドが改善したことで反発となった。米財務省報道官が中国企業の米株式市場での上場廃止を検討しているとの先週の報道を否定したことから、前日の米国市場では買いが先行。このほか、中国政府が同国企業に対して米国産大豆を報復関税なしに購入することを認めたことなども寄与した。報道に対する否定発言については、日本市場においては昨日の時点ですでにある程度織り込まれていたこともあり、マザーズ先物はナイトセッションの間は狭いレンジでの小動きだったが、米株高を素直に好感するかたちで本日の日中取引においては上昇するかたちとなった。9月の全国企業短期経済観測調査(短観)の大企業の業況判断(DI)が、製造業・非製造業ともに市場予想を上回ったことや、為替が1ドル=108円20銭台までの円安水準に突入したことなども個人投資家心理の下支えとなった。ただ、この先の米中協議の行末や各国経済指標の結果を見極めたい背景から積極的に買い持ち高を増やしづらく、利食い売りも散見され、午後に入ってからは上げ幅を縮めた。売買代金上位では、舞台表現技術において高い評価を得ている劇団飛行船と資本業務提携したブシロード<7803>や、消費増税に伴うポイント還元に関する思惑から買われたビリングシステム<3623>などが大幅上昇となった一方で、サンバイオ<4592>、アクセルマーク<3624>などは大きく下げた。
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