28日のマザーズ先物は先週末比10.0pt安の840.0ptと3日続落となった。高値は851.0pt、安値は839.0pt、取引高は960枚。前日の米国市場は、ドイツの4-6月期GDPがマイナス成長となるなど世界経済減速への懸念から米長期金利が低下、米中交渉再開への懐疑的な見方も広がり、主要3指数はそろって反落。こうした流れを受けて本日のマザーズ先物も下落スタート。寄付きは上昇スタートしたものの一時下落に転じる場面もあった東証1部市場は、ドル円相場が下げ渋ったことによってその後再び前日比でのプラス圏で推移。こうした要因が個人投資家心理の下支えになったと思われ、マザーズ先物も一時上昇に転じる場面もあったが、その後は、再び大引けにかけて下げ幅を拡大する形となり、結局、前日比で1%超の3日続落となった。売買代金上位では、アンジェス<4563>が15%超の大幅続落となったほか、そーせい<4565>、ツクルバ<2978>などが下落、一方で、バンク・オブ・イノベーション<4393>が10%超の大幅上昇となったほか、ブシロード<7803>、メルカリ<4385>なども4%超と大きく上昇した。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 マザーズ先物概況:3日続落、大引けにかけて下げ幅拡大