5日のニューヨーク外為市場でドル・円は、106円24銭から105円90銭まで下落して引けた。米7月ISM非製造業指数が予想外に悪化したほか、米中貿易摩擦の一段の深刻化で、米国経済の成長が減速するとの思惑から9月連邦公開市場委員会(FOMC)での50ベーシスポイントの利下げを織り込むドル売りに拍車がかかった。

米国のトランプ政権が発表した追加関税への報復措置の一環として中国が人民元の下落を容認しているとの見方が強まった。人民元は対ドルで2008年以降の最安値を更新。

ユーロ・ドルは、1.1170ドルから1.1213ドルまで上昇し、1.1200ドルで引けた。

ユーロ・円は、118円48銭から118円93銭まで上昇。

ポンド・ドルは、1.2174ドルから1.2119ドルまで下落した。

ドル・スイスは、0.9758フランから0.9717フランまで下落した。


[経済指標]・米・7月ISM非製造業指数:53.7(予想:55.5、6月:55.1)・米・7月サービス業PMI改定値:53.0(予想:52.2、速報値:52.2)・米・7月総合PMI改定値:52.6(速報値:51.6)



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情報提供元: FISCO
記事名:「 8月5日のNY為替・原油概況