6日の日経平均は小反落。前週末と同様に75日線が下値を固める一方、5日線を上回る場面がありながら、終値では5日線を割り込み、上値の重さを再確認した。一目均衡表では、基準線と転換線がともに横ばいとなり、日経平均は方向感が定まらなかった。ただ、本日は雲上限と下限がねじれる変化日だったため、週末のオプション8月限の特別清算指数(SQ)算出を前に7日と8日は日経平均が上下いずれかに大きく動く可能性があるので留意が必要だろう。ボリンジャーバンドでは、日々線は一時中心線を下回った。7月31日の下落時には日経平均は中心線をわずかに上回る水準で下げ止まったが、本日の中心線割れで-1σまでの下落を想定しておく必要がでてきた。また、-2σ~+2σまでの各線が中心線に向かって動いており、もち合い局面は最終段階に入りつつあり、その後は持ち合い放れに伴う大幅変動が予想される。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 日経平均テクニカル:小反落、5日線割り込みで上値の重さを確認