18日午前の東京市場で、ドル・円は小じっかり。前日のパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)の議会証言でドル買い基調が続き、今年1月以来の113円台を一時回復した。

ドル・円は、FRB議長のタカ派寄りの見解を背景にドル買いが先行。また、日経平均株価の大幅高でリスク選好的な円売りに振れ、ドル・円は6カ月ぶりに113円台を回復した。ただ、その後は節目付近の売り圧力でドルはやや押し下げられた。

ランチタイムの日経平均先物は堅調地合いが続き、日本株高継続への思惑で円売りに振れやすい。また、上海総合指数など中国株高も円売りを支援。一方、FRB議長の強気な発言はドル買い安心感を誘発しており、午後以降もドル買いは継続しそうだ。

ここまでの取引レンジは、ドル・円は112円85銭から113円08銭、ユーロ・円は131円57銭から131円77銭、ユーロ・ドルは1.1649ドルから1.1662ドルで推移した。


【要人発言】

・ジョージ米カンザスシティ連銀総裁

「完全雇用や物価安定が見られる状況では、経済活動への政策の影響は中立的であるべき」

「政策を中立スタンスに戻すため、緩やかな追加利上げが必要になる」



<MK>

情報提供元: FISCO
記事名:「 東京為替:ドル・円は6カ月ぶり113円台、節目で攻防