17日のニューヨーク外為市場でドル・円は、110円60銭から111円33銭まで上昇し、111円32銭で引けた。米連邦準備制度理事会(FRB)が公表した地区連銀経済報告(ベージュブック)では、全米地区で緩やかないし緩慢な経済成長が確認され、3月の追加利上げが一層確実視されたほか、エバンス・シカゴ連銀総裁やカプラン米ダラス連銀総裁のタカ派発言で、米債利回りが上昇。ドル買いが加速した。

ユーロ・ドルは、1.2288ドルまで上昇後、1.2177ドルまで反落し、1.2182ドルで引けた。欧州中央銀行(ECB)の高官によるユーロ高けん制発言を警戒したユーロ売りが加速した。ユーロ・円は、135円16銭から135円98銭まで上昇。株高に連れてリスク選好の円売りが優勢となった。ポンド・ドルは、1.3776ドルから1.3942ドルまで上昇した。ドル・スイスは、0.9657フランから0.9574フランまで下落した。



<MK>

情報提供元: FISCO
記事名:「 NY為替:ドル・円は111円台、3月利上げを織り込むドル買い