*07:39JST NYの視点:FRB、警戒された程タカ派色強めず 米連邦準備制度理事会(FRB)は連邦公開市場委員会(FOMC)で市場の予想どおり6会合連続で政策金利据え置きを決定した。声明では、最近数カ月のインフレの進展が欠如していると指摘し、「インフレが2%目標に向けて進展する一段の確信が持てるまで、政策金利維持を想定」と、利下げ開始が遅れる可能性を示唆した。しかし、同時に、「2つの責務達成へのリスクはより良い位置に移行した」と繰り返した。パウエル議長はインフレの低下への確信の度合いが以前よりも弱まったとしたものの、今年のインフレ低下予想を再確認した。次の行動が利上げになる可能性も否定した。

さらに、FRBはバランスシート縮小ペース減速を6月から開始すると発表。量的引き締めのテーパリングは大規模で想定より早めとの見方で、タカ派色を弱めるさらなる材料となった。

■3月声明との比較
●経済の判断:引き続き堅調ペースで拡大(前回:堅調ペースで拡大した)
●インフレ判断:ここ数カ月、インフレが委員会の目標2%達成に向けた一段の進展が欠如している(インフレは昨年鈍化も依然高止まり)

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情報提供元: FISCO
記事名:「 NYの視点:FRB、警戒された程タカ派色強めず