25日発表されたコンファレンス・ボード(CB)の5月消費者信頼感指数は117.20と、市場予想の118.8程度を下回った。5月の期待指数は4月の107.90から99.1に低下したが、5月における1年先の期待インフレ率は4月から上昇している。「ある程度のインフレ進行は織り込み済み」との声が聞かれているが、一部では「消費者は物価高を警戒しており、個人消費は今後伸び悩む可能性がある」との見方も出ている。

 製造業・サービス業の企業活動はさらに拡大する見込みだが、雇用情勢のさらなる改善が確認できない場合、米連邦準備制度理事会(FRB)が量的緩和策の縮小について早い時期に議論する必要性は低下する。そうなった場合、米長期金利は伸び悩み、ドル相場を圧迫する一因となりそうだ。
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情報提供元: FISCO
記事名:「 物価高の影響で個人消費は今後伸び悩む可能性も