- 週間ランキング
ECBは借り入れコストの上昇を防ぐために、声明で「PEPPの下での買い入れを今年の初めの数カ月と比べてかなり速いペースで実施すると理事会は予測している」と表明した。ラガルドECB総裁は記者会見で「ユーロ圏経済については、1-3月期もマイナス成長に陥る」との見方を示したが、「全般的な経済状況は年内に改善すると予想される」との見方も伝えている。為替を目標にしていないとの方針は変わっていない。
PEPPの利用拡大などの措置は市場参加者の多くが想定していたようだ。大規模な金融緩和策は維持されるが、今年後半にかけてユーロ圏の景気回復が期待されることから、欧州諸国の長期金利は小幅な低下にとどまる可能性がありそうだ。
<MK>