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8月のISM新規受注は7月の60.2から65.1に上昇、8月のISM支払い価格は72.1で7月実績の73.2をやや下回ったものの、市場予想の69.5を上回った。
新規受注と支払い価格の指数は高い水準を維持しており、需要増加、生産拡大への思惑でインフレ加速の可能性が浮上している。4日の米国債券市場では10年債などの利回り水準はやや上昇し、2年債と10年債の利回り格差はやや拡大した。債券市場では9月と12月の追加利上げを想定しているものの、インフレ加速の可能性については懐疑的な見方が多い。5日に再開される米加貿易協議で進展がなかった場合、イールドカーブはやや平坦化する可能性はあるが、市場では北米自由貿易協定(NAFTA)の実質的な終了も想定されており、米長期金利と米ドルは下げ渋る可能性がある。
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