米連邦準備制度理事会(FRB)が17日に発表した地区連銀経済報告(ベージュブック)では、「多くの地区で緩やかないし緩慢な経済成長が続いている」としたほか、2018年の景気の見通しについても楽観的な見方を示していることが明らかとなり、ドル買い・円売りが強まった。米長期金利が上昇したこともドル買いを促した。さらに、欧州中央銀行(ECB)のコンスタンシオ副総裁による最近のユーロ高をけん制する発言も材料視され、対ユーロでのドル買いが進行。この流れが対円にも波及し、ドル相場の支援材料となったもよう。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 ECB当局のユーロ高けん制発言