米連邦準備制度理事会(FRB)は1日のFOMC会合で、金融政策の現状維持を決定した。
景気認識について、前回(9月)の「緩やかに拡大」から「底堅く拡大」へ上方修正したことから、市場では12月の会合で追加利上げが行われるとの観測が広がり、ドル買い・円売りが強まった。また、米雇用統計の前哨戦とされる10月の米ADP雇用統計の非農業部門就業者数が、前月比23万5000人増と市場予想を上回ったことも好感され、ドル買いの支援材料となった。

 本日の日経平均株価が堅調に推移した場合、ドル・円は114円台半ばまで買い進まれると予想される。ただし、3日の米雇用統計発表など重要イベントが控えていることから、リスク選好的なドル買いが大きく広がる状況ではないとの声も聞かれている。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 米景気認識の上方修正で12月追加利上げは確定的か