[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;27701.59;-23.21TOPIX;1932.07;-3.59


[後場寄り付き概況]
 後場の日経平均は前日比23.21円安の27701.59円と午前の終値から若干下げ幅を縮小して取引を開始した。ランチタイム中の225先物は横ばいで推移。アジア市場は値下がり目立つ。為替は1ドル=109円90銭台と朝方から円高で推移。午前の日経平均は、米国市場が上昇した流れを引き継ぎ、上昇してスタートしたが、政局の不透明感や緊急事態宣言の経済への影響を懸念してマイナスに転じて、午前の取引を終了した。後場の日経平均は午前の終値より下げ幅を縮小してスタート後は前日終値近辺の値動きで推移している。財政健全派である、岸田前政調会長が、自民の総裁選に立候補するとの報道で、経済の先行きに不透明感が漂っており、相場の重しとなっているようだ。
なお、キオクシアとウエスタンデジタルの合併報道により、東京エレクトロン<8035>
やレーザーテック<6920>など、半導体関連銘柄の一角が強含みしており、相場を下支えしているようだ。

 セクター別では、パルプ・紙、海運業、その他製品、電気機器などが下落率上位となっており、一方、空運業、鉄鋼、陸運業、鉱業が上昇率上位となっている。東証1部の売買代金上位では、日本郵船<9101>、塩野義製薬<4507>、ソニーG<6758>、日立<6501>、7&iHD<3382>が安く、レーザーテック、東京エレクトロン、日本製鉄<5401>、JAL<9201>、東芝<6502>が高い。
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情報提供元: FISCO
記事名:「 後場の日経平均は23円安でスタート、日本郵船や7&iHDが安い