[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;21742.98;+35.36TOPIX;1752.79;+1.36

[後場の投資戦略]

 日経平均は利食い先行で始まったものの、その後はプラス圏で推移するなど、底堅い値動きをみせている。ただし、ファナック<6954>のほか、ファーストリテ<9983>、東エレク<
8035>、信越化<4063>、ソフトバンクG<9984>など指数インパクトの大きい値がさ株の影響が大きい。特にファナック<6954>のインパクトが大きく、一時約50円を超える押し上げ要因になっていた。TOPIXも小幅に上昇しており、日銀のETF買い入れは期待しづらいなか、後場もファナックの動向次第の面はある。

 また、防衛関連の一角が動意をみせてきている。足元で調整していたこともあり、自律反発狙いの資金は入りやすいタイミングである。電池関連の一角も動意をみせているが、こちらもタイミングとしてはリバウンドを狙いやすいところである。決算発表が本格化する中、決算を手掛かりとした物色が中心になろうが、日経平均が高値もち合いとなるなか、テーマ性のある材料株への自律反発狙いなど、短期売買が増えてきそうだ。
(村瀬 智一)


<AK>

情報提供元: FISCO
記事名:「 決算やテーマ材料などでの短期売買の動きも