[本日の想定レンジ]

23日は、NYダウが52.40ドル高の24886.81、ナスダック総合指数が47.50pt高の7425.96といずれも反発。一方、為替は一時1ドル109円台後半の円高に動き、シカゴ日経225先物は大証比100円安の22620円と下げた。23日は日経平均の5日線が下降に転じ、株価は5日線を下回って引けている。24日も売り優勢の地合いが予想され、当面のレンジの下限を探る展開になりそうだ。下値メドとして、シカゴ225先物の22620円付近と、その下を走る25日線(23日終値22480円)が意識されよう。22500円どころは直近のもみ合い圏の中心でもあり、この水準を下回ると株価下落そのものが売り材料視される弱気相場へと雰囲気が変わっていく可能性が出てくることに留意したい。一目均衡表では、日々線が3月28日以来約2カ月ぶりに転換線を下回り、調整局面入りが示唆されている。基準線と転換線が上向きのため、押し目買いが入りやすいとみられるが、場中の円高進行などで一段安に進展するリスクは残る。ボリンジャーバンドでは、日経平均は+レンジ下限の+1σを割り込み、中心線に近い水準で引けており、本日終値が中心線を下回れば、今後の調整長期化が予想されよう。

[予想レンジ]

上限 22700円−下限 22450円

<FA>

情報提供元: FISCO
記事名:「 レンジ下限を探る展開のなかで25日線を意識