*15:30JST 日経平均は3日続落、半導体株反発で40000円水準のもみ合いに 18日の米国株式市場は下落。ダウ平均は533.06ドル安(-1.29%)の40665.02ドル、ナスダックは125.70ポイント安(-0.70%)の17871.22、S&P500は43.68ポイント安(-0.78%)の5544.59で取引を終了した。雇用や製造業関連指標が予想を上回り早期利下げ期待の後退で、寄り付き後、下落。連日高値を更新していたダウは利益確定売りに加え、企業決算への警戒感がさらなる売りに拍車をかけ、終盤にかけて下落幅を拡大した。ハイテクセクターも引き続き売られ、ナスダックも続落し終了。

米国株安を受けて、東京市場は引き続き売り優勢で取引を開始。日経平均は40000円台を割り込んだ後は、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が反発したことなどから、切り返した東京エレクトロン<8035>やアドバンテスト<6857>など半導体関連銘柄が下支えとなり、40000円を挟んだもみ合いに。指数一段安は回避されたが、プライム市場の値下がり銘柄数が6割を超え、売買代金も細る弱い相場付きとなった。

大引けの日経平均は前日比62.56円安(-0.16%)の40063.79円となった。東証プライム市場の売買高は15億3386万株。売買代金は3兆8167億円。業種別では、鉱業、電気・ガス業、空運業、石油・石炭製品、海運業などが下落した一方、精密機器、その他製品、電気機器、金属製品、倉庫・運輸関連業などが上昇した。東証プライム市場の値上がり銘柄は30%、対して値下がり銘柄は67%となっている。

日経平均採用銘柄では、前日発表した決算で7-9月期見通しがコンセンサスを下回ったディスコ<6146>が大幅続落となったほか、円高ドル安一服を受けてニトリホールディングス<9843>、ニッスイ<1332>が売られた。このほか、アステラス製薬<4503>、住友鉱山<5713>、東海カーボン<5301>、清水建設<1803>、川崎汽船<9107>が下落した。

一方、東京エレクトロン、アドバンテスト以外の半導体関連では、ルネサスエレクトロニクス<6723>、SUMCO<3436>、信越化学<4063>などが上昇。また、TDK<6762>、日東電工<6988>などアップル関連も買われた。このほか、HOYA<7741>、フジクラ<5803>、キーエンス<6861>が上昇した。
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情報提供元: FISCO
記事名:「 日経平均は3日続落、半導体株反発で40000円水準のもみ合いに