日経平均は大幅に9日続伸。12日の米国市場では利益確定売りが優勢となり、NYダウは31ドル安となった。円相場もやや強含みで推移しており、本日の日経平均は4円高と小動きでスタートした。ただ、前場中ごろを過ぎると世界的な景気拡大を背景に買いが強まり、1996年12月以来、20年10ヶ月ぶりに21000円台を回復した。後場に入ると相場の先高感から先物が断続的に買われたことで上げ幅を広げ、一時21211.29円(前日比256.57円高)まで上昇する場面があった。

大引けの日経平均は前日比200.46円高の21155.18円となった。東証1部の売買高は18億4795万株、売買代金は3兆2810億円だった。業種別では、空運業、小売業、その他金融業が上昇率上位だった。一方、繊維製品、サービス業、保険業が下落率上位だった。

個別では、前日に決算発表したファーストリテ<9983>が5%を超える上昇となり、指数をけん引した。今期の好業績見通しが買い材料視された。7&iHD<3382>も決算が好感されて3%近い上昇。売買代金トップのソフトバンクG<9984>は引けにかけて伸び悩んだが、一時1万円台に乗せた。その他では、任天堂<7974>、東エレク
<8035>、ファナック<6954>などが堅調。SUMCO<3436>は5%超、スズキ<7269>や花王<4452>は3%超上昇した。また、ジューテック<3157>、モリテック<5986>、DDHD<3073>などが東証1部上昇率上位となった。一方、神戸鋼<5406>は8%を超える下落。新たに鉄鋼事業でも不正が見つかった。その他では、トヨタ自<7203>、リクルートHD<6098>、パナソニック<6752>などがさえない。また、イワキ
<8095>、明光ネット<4668>や神戸鋼が東証1部下落率上位となった。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 日経平均は大幅に9日続伸、21000円の大台乗せ後も買い衰えず