日経平均は小幅に7日続伸。13日の米国市場ではNYダウなど主要株価指数が揃って最
高値を更新。為替相場も1ドル=115円台と円安推移していたことから、本日の日経平均は19円高でスタートした。連日の株価上昇を受けた利益確定の動きもあり、前場は小幅安水準でのもみ合いが続いたが、後場に入るとソフトバンクG<9984>や銀行株などに押し目買いが入り、再びプラスへと切り返した。ただ、今晩予定されている米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を前に、おおむね前日終値を挟んだ小動きに終始した。

大引けの日経平均は前日比3.09円高の19253.61円となった。東証1部の売買高は20億
4511万株、売買代金は2兆5448億円だった。業種別では、ゴム製品、情報・通信業、精密機器が上昇率上位だった。一方、不動産業、石油・石炭製品、卸売業が下落率上位だった。

個別では、ソフトバンクGが売買代金トップで2%を超える上昇となった。14年12月以来、約2年ぶりに節目の8000円台に乗せる場面が見られた。本日は一部証券会社の目標株価引き上げが観測されている。東京電力HD<9501>、野村<8604>、三井住友
<8316>などはしっかり。三菱UFJ<8306>やみずほ<8411>も終値で小幅ながらプラスを確保した。日本電産<6594>、東芝<6502>、ブリヂス<5108>は2%超の上昇。また、安永<7271>、オルトプラス<3672>、エスクローAJ<6093>などが東証1部上昇率上位となった。一方、トヨタ自<7203>、任天堂<7974>、キーエンス<6861>、アサヒ
<2502>、ファーストリテ<9983>などがさえない。空売り筋のレポートを受けて前日急落したSMC<6273>は本日も売られ4%超の下落。一部証券会社の投資評価引き下げが観測された第一三共<4568>も下げが目立った。また、年間配当金に失望感の広がったアサツーDK<9747>が急落し、JBR<2453>やバロック<3548>などとともに東証1部下落率上位に顔を出した。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 日経平均は小幅に7日続伸、米FOMCの結果控え小動き