日帰り温泉の鍵紛失で数千円請求されるのは違法?


結論から書くと、日帰り温泉の鍵をなくした際の数千円の請求は、違法ではありません。多くの温泉施設では、館内提示や利用規約、公式サイトなどに「鍵を紛失した場合は交換費用の実費として○○円を頂戴します」と明記しています。

 

利用者の不注意によって施設の鍵を紛失した場合、損害を賠償する義務を負います。ただし、一時的な預かり金として徴収したあとに鍵が見つかった場合、全額返金してもらえる施設もあるため、事前に確認しておくとよいでしょう。

 


バンドがゆるく、探せば温泉内にあるのに支払う必要はある?


それでは、バンドがゆるく子どもの腕に付けておくと、すぐに落ちてしまう状態であったならどうなのでしょうか。この場合は施設側に事情を説明すれば、利用者の不注意が原因ではないとして鍵交換代を免除してもらえる可能性があります。

 

ただし、子どもの鍵の管理は保護者の責任でもあります。そのため「サイズの合わないバンドを渡された=利用者に一切の非はない」となるかは難しいかもしれません。

 


支払う前の行動


日帰り温泉の鍵を紛失した際は、弁償金を支払う前に、スタッフに施設内を探してもらいましょう。自分も探す場合、スタッフの指示に従って行動してください。また、鍵が見つかった場合も支払いが必要なのかを確認することも大切です。

 

「最初からバンドがゆるく、腕に付けていたのに外れた可能性があります。施設内で見つかると思うので、捜索後に対応を相談できませんか」と伝えてみるとよいでしょう。どのような対応をされるかは、施設の責任者によって異なりますが、誠意を持って交渉すれば、支払わなくてもすむ可能性があります。

 


すぐに見つからない場合に靴はどうなる?


温泉施設の鍵を失くした場合、多くの場合マスターキーなどで開錠したり、管理担当者が対応したりして靴を取り出せるでしょう。防犯上、本人確認が必要になりますが、施設のスタッフの指示に従ってください。

 

また、鍵に館内での飲食代などを精算するICチップなどが付いている場合、第三者による不正利用も考えられます。鍵を紛失した際は、できる限り早くスタッフに伝えて、対応してもらいましょう。

 


どうしても納得いかない場合の対処法


鍵を失くして数千円を請求され、納得がいかない場合は、まず請求の根拠や利用規約を確認してください。消費者契約法では、違約金や弁償金において、事業者に生じる平均的な損害を超える部分は無効となる場合があります。

 

つまり、弁償金が明らかに高額な場合、損失額を超える部分は支払う必要がありません。請求に疑問があるときはその場で支払わず、消費生活センターに相談するのも選択肢です。しかし、鍵が見つからない場合は、損害額を支払う必要があります。無理に拒否するのではなく、誠意を持って対応しましょう。

 


まとめ


気軽に通える日帰り温泉施設ですが、鍵を紛失すると数千円を請求されます。「バンドがゆるゆるで普通に付けていても落ちてしまった」という場合は、スタッフに事情を説明してみてください。

 

当然ながら鍵を紛失しなければ、お金は請求されません。子どもと日帰り温泉を利用するという人は、鍵をしっかりと管理して失くさないようにしてください。

 

執筆者 : 藤岡豊

2級ファイナンシャル・プランニング技能士


情報提供元: ファイナンシャルフィールド
記事名:「 子どもが温泉で「ロッカーの鍵」を失くし“3000円請求”された! もともと「バンドがゆるゆる」で、外に出てないので“温泉内にある”はずです。それでも支払いが必要なんですか?「納得いかない場合の対処法」とは 」