公開時間:11月6日

ストレージ整理などの対策後、圧縮メモリ平均は約48%減少しました。メモリ増設ができないMac miniの負荷状況と、買い替え前に確認したいポイントを公開しました。

検証結果の詳細:
https://www.drbuho.com/jp/how-to/can-i-add-more-memory-to-an-8GB-mac-mini

Mac向けユーティリティソフトを開発するDr.Buhoは、3日間にわたり、Apple M2チップ搭載のMac mini(ユニファイドメモリ8GB・SSD 256GB)を使用し、日常作業から動画編集、クラウドAIの利用まで、4つの使用シーンにおけるメモリ負荷を検証しました。

その結果、Webブラウジングや一般的な業務アプリの使用、クラウドAIの利用では、8GBモデルでも一定の実用性がわかりました。一方、CapCutによる4K/60fps動画の書き出しでは、メモリプレッシャーが黄色に変化し、操作時のカクつきも観測されました。

また、不要ファイルの削除やバックグラウンドアプリの整理、RAM解放ツールなどを組み合わせた対策前後の比較では、圧縮メモリの平均使用量が2.01GBから1.05GBへ約48%減少しました。ブラウザの閲覧もかなり軽くなります。

今回の検証結果は、Mac miniのメモリ不足に悩むユーザーが、自身の利用状況を確認し、環境の見直しや買い替えを判断する際の参考情報として公開するものです。

■ 検証の背景:メモリを増設できないMac mini、8GBでは本当に不足するのか?

Appleシリコン搭載のMac miniは、CPUやGPUなどが共通のユニファイドメモリを使用する構造となっており、購入後に一般的な方法でメモリを増設・交換することはできません。

そのため、8GBモデルを使用していてMacの動作が遅くなった場合、より大容量のメモリを搭載したモデルへの買い替えを検討するユーザーもいると考えられます。

しかし、Macの動作が遅くなる原因は、必ずしも物理メモリの容量不足だけではありません。実行中のアプリ、バックグラウンド処理、ストレージの空き容量など、複数の要因が関係する場合があります。

そこでDr.Buhoは、Mac mini M2・8GBモデルを使用し、作業内容によってメモリ負荷がどのように変化するのか、また、使用環境を整理することでどの程度の変化が観測されるのかを調査しました。

■ 検証概要:4つの使用シーンでメモリ負荷を測定

今回の検証は、以下の環境で実施しました。



【画像 https://www.dreamnews.jp/press/367690/images/bodyimage1】

各テストでは、約60秒間の待機後、同一の操作を約180秒間実行し、メモリの使用状況を記録しました。

検証した使用シーンは次の4つです。

・Google Chromeで最大20タブを開いたWebブラウジング
・Chrome、Finder、WeCom、VS Codeなど、複数の業務アプリを同時に使用
・CapCutによる4K/60fps動画の書き出し
・OpenClawを通じたクラウドAI(DeepSeek V3.2)の利用

■ 検証結果(1):Webブラウジングや一般的な業務では8GBでも利用可能

Chromeで5タブ、10タブ、20タブを開き、タブ切り替えやスクロール時の応答を測定しました。

20タブ使用時には、最大398.9MBのスワップ使用領域が観測され、メモリプレッシャーが一時的に黄色になる場面もありました。

一方、今回の固定ページと操作条件では、タブ切り替え時間の中央値は5タブ時の58.62msに対し、20タブ時は65.55msでした。

また、ChromeやFinder、WeCom、VS Codeなどを組み合わせた複数アプリの使用では、最大2.47GBのスワップが観測されたものの、メモリプレッシャーは緑色を維持しました。

これらの結果から、8GBモデルでも今回検証した一般的なWebブラウジングや業務アプリの利用に対応できることが確認されました。ただし、複数アプリを使用する際にはスワップが増加し、メモリの余裕が小さくなる傾向が見られました。

【画像 https://www.dreamnews.jp/press/367690/images/bodyimage2】

■ 検証結果(2):4K動画編集ではメモリプレッシャーが黄色に変化

4つの使用シーンの中で、メモリ負荷の増大が特に明確だったのが、CapCutによる4K/60fps動画の書き出しです。

3回の測定すべてでメモリプレッシャーが緑色から黄色に変化し、スワップ使用領域は最大1.903GBに達しました。

操作時の体感にも変化があり、スムーズに動作する場面がある一方、明らかなカクつきが観測される場面もありました。
このことから、動画編集など高負荷な作業を頻繁に行う場合、8GBの物理メモリでは余裕が小さくなる可能性が示されました。

一方、OpenClawからクラウド上のDeepSeek V3.2を利用するテストでは、AI実行段階のスワップ使用領域は最大398.9MBでした。

今回の条件では、クラウドAIの利用による負荷は4K動画書き出し時ほど大きくありませんでした。ただし、ローカル環境で大規模なAIモデルを実行する場合などには、異なる結果になる可能性があります。

■ 検証結果(3):ストレージ整理などの対策後、圧縮メモリ平均が約48%減少

続いて、Mac miniの使用環境を整理した場合に、メモリの使用状況やブラウザの応答指標がどう変化するのかを確認しました。

今回実施した主な対策は、写真・動画などのデータを外付けSSDへ移動すること、不要なファイルやアプリを削除すること、ログイン項目やバックグラウンドサービスを見直すこと、不要なアプリを終了することです。

また、Mac向けクリーナーアプリ「BuhoCleaner」のクイックスキャン機能とRAM解放機能も併用しました。

これらの対策を実施した後、同じ20タブのブラウザ負荷を再度測定し、対策前後の結果を比較しました。

対策前後の主な測定結果

【画像 https://www.dreamnews.jp/press/367690/images/bodyimage3】

対策後は、圧縮メモリの平均使用量が約48%減少し、ページ移動の応答時間の中央値も約23%短縮しました。

また、今回観測されたスクロール応答の最遅値は735msから190msへ変化しました。

これらの結果から、今回の検証環境では、複数の対策を組み合わせることで、メモリ使用状況と一部のブラウザ応答指標に改善が見られました。

ただし、今回の対策は複数の操作を組み合わせたものです。ストレージの空き容量確保やRAM解放機能など、個々の対策が結果にどの程度寄与したかは特定できません。

また、ストレージの空き容量を増やしても、Mac miniに搭載された物理メモリそのものが増えるわけではありません。

■ 検証から見えた、Mac miniの買い替え前に確認したいポイント

今回の結果から、8GBモデルであっても、使用目的によっては引き続き活用できる可能性があります。

Web閲覧、文書作成、一般的な業務アプリ、クラウドAIなどの用途では、メモリプレッシャーや実際の応答状況を確認しながら利用することが重要です。

一方、4K動画編集や複数の高負荷アプリを継続的に利用する場合には、メモリ容量の大きいモデルが適している可能性があります。

Mac miniの買い替えを判断する際は、特に次の3点が参考になります。

1. メモリプレッシャーが頻繁に黄色や赤色になっていないか
2. アプリの動作遅延が継続し、実際の作業に支障が出ていないか
3. 利用したいアプリの推奨メモリ容量を満たしているか

メモリプレッシャーやスワップ使用領域は、macOS標準の「アクティビティモニタ」で確認できます。単に8GBという容量だけで判断するのではなく、普段の作業内容と実際のメモリ使用状況を把握することが、環境の改善や買い替えの判断につながります。

■ 検証結果の取り扱いについて

本検証は、Mac mini M2・8GBモデル1台を使用して実施したものであり、すべてのMac miniや使用環境で同じ結果が得られることを保証するものではありません。

各条件の測定回数は2~3回であり、テスト間におけるmacOSのメモリ管理、キャッシュ、バックグラウンド処理などの状態変化が結果に影響した可能性があります。

対策前後の比較も、複数の改善操作をまとめて実施したもので、各操作の効果を個別に検証したものではありません。

Dr.Buhoは、今回の結果をMac miniユーザーが自身の使用環境を見直すための参考データとして公開しています。

■ Mac向けクリーナーアプリ「BuhoCleaner」について

BuhoCleanerは、Dr.Buhoが開発するMac向けクリーナーアプリです。

不要ファイルの検出・削除、アプリのアンインストール、RAM解放などの機能を提供し、Macのストレージ管理や日常的なメンテナンスをサポートします。

今回の検証では、ストレージ整理やバックグラウンドアプリの見直しとともに、BuhoCleanerのクイックスキャン機能とRAM解放機能を使用しました。

なお、BuhoCleanerは物理メモリを増設するものではなく、動作速度の改善を保証するものでもありません。

BuhoCleaner製品ページ:

https://www.drbuho.com/jp/buhocleaner




配信元企業:Dr.Buho
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情報提供元: Dream News
記事名:「 Mac miniのメモリ8GBは2026年でも使える?Dr.BuhoがM2モデルで実機検証、4K動画編集では負荷増大も、日常作業では実用性を確認 」