AIエージェントの本番導入が進む中、エージェント間の衝突の解決に向けた準備が整っている企業はわずか26%にとどまる

(東京発、2026年11月6日) - エージェント型システムプラットフォームのリーダーであるOutSystems(本社:ポルトガル・リスボン、CEO:Woodson Martin)は本日、CIO DiveおよびKPMGとの協力による最新の調査結果「Engineering Business Outcomes: The Shift to Agentic Systems(ビジネス成果を創出:エージェント型システムへの移行)」の日本語版を発表しました。(https://www.outsystems.com/ja-jp/1/shift-to-agentic-ai)本調査では、企業がAIエージェントのガバナンス体制に自信を持つ一方で、実際の運用体制との間に大きな乖離があることが明らかになりました。
今回の調査によると、AIエージェントの本番導入が進む中、経営幹部の82%は、こうしたエージェントのガバナンス、統合、監視について、対応を継続できていると考えています。一方、AIエージェント同士や、システム、自動化されたワークフローの衝突に関して、解決に向けた準備が十分に整っていると回答した割合は26%にとどまりました。

企業におけるエージェント型AI(https://www.outsystems.com/ja-jp/platform)は、転換点に達しつつあります。開発ツールの利用が容易になるとともに、経済的な圧力が高まる中、組織は実験段階から、より計画的かつ全社的な導入を進めています。今後5年間の展望として、経営幹部の71%は、システム、チーム、ビジネスプロセスを横断したアプリケーションによる業務の調整や、より複雑かつ多段階のワークフローのサポートを予想しています。本レポートでは、信頼性の高いエージェント型システムのエンジニアリング、ガバナンス、オーケストレーションを通じ、実際のビジネス成果を達成する上で企業が必要とする各種機能について検証しています。

OutSystemsのCIOであるTiago Azevedoは、次のように述べています。「経営幹部の82%は、AIエージェントのガバナンスについて対応を継続できていると回答しています。一方、エージェント同士の衝突については、解決できると回答した割合は26%に過ぎません。そのギャップこそが、実際に取り組むべき課題となります。私自身、ビジネス全体でエージェントを活用してきた経験から言えるのは、安全性は、事後の検証ではなく、プラットフォームそのものに制御性を組み込むことで実現されるということです。エージェントの実行中にポリシーを適用できる企業は、自社が構築したものを信頼できるか立ち止まって確認する必要がなくなり、より迅速なアクションが可能となります」

IT意思決定者850人以上を対象とした本調査では、ガバナンスに対する自信と運用体制の間にはギャップが存在するものの、企業のリーダーは、まったくのゼロからスタートしているわけではないことが明らかになりました。回答者の83%は、既存のIT、セキュリティ、コンプライアンスのプロセス、専門的なレビュー、一元化されたポリシーや監視を活用することで、アプリケーションやワークフロー全体で自律的なアクションを取ることのできるAIエージェントを管理しています。しかし、企業の監視体制については、人間主導のプロセスが中心であり、自動制御、監査証跡、正式な人的チェックポイントを導入している企業の割合は5%に過ぎません。こうしたガバナンスのポリシーを、AIエージェントが稼働するあらゆる場面で適用可能で、再現性の高いランタイムコントロールへと変換することが目下の課題です。

このほか、本レポートでは、エージェント型AIの導入が拡大する中、課題は個々のエージェントの構築からモデル、アプリケーション、データ、サードパーティツールの複雑なエコシステムの管理へと移行しつつあることが明らかになっています。企業は、単一ベンダーへ集約するのではなく、柔軟性と相互運用性を重視する傾向を強めています。回答者の74%は、既存のアプリケーションやシステムとの連携を優先事項に挙げており、63%はシステムを横断したエージェントのオーケストレーションを、62%はモデル、ベンダー、プラットフォームの将来的な切り替えへの対応を重視しています。

調査対象となったアジア太平洋地域の3市場(オーストラリア、インド、日本)の回答者209人から寄せられた地域的なインサイトを含む、上記以外の主な調査結果は以下の通りです。

・エージェント型AIへの信頼は、ワークフロー全体の信頼性に依存:企業は、個々のエージェントだけでなく、エージェント同士のやりとり、例外処理、アクションの衝突、ロールバックの仕組みなど、エージェント型システム全体のテストをより重視しています。経営幹部の81%は、AIプラットフォーム/ツールを選定する際、エージェントの動作テスト、評価、検証を「とても重要」または「極めて重要」であると回答しています。

・信頼できるAIの実現には、企業固有のコンテキストが不可欠:回答者の3分の1以上(35%)は、データの一貫性とコンテキストの共有をオーケストレーションにおける主な課題として挙げており、単なる汎用的なモデルの知識だけでなく、ガバナンスを備えたエンタープライズデータ、アプリケーションの状態、ビジネスプロセスを反映しながらエージェントを運用する必要性が明確に示されています。

・組織はビジネス成果によってエージェント型AIを測定:経営層は、AI導入の成功を業務への影響に基づいて評価する傾向にあります。影響の指標としては、「エラーの削減」(64%)が最も重要視されており、「コンプライアンスとリスクの低減」「従業員の生産性」「コスト削減」がこれに続きます。調査対象となったアジア太平洋地域の3市場(オーストラリア、インド、日本)では、73%が「従業員の生産性」を主要な効果指標として挙げており、欧州の52%、北米の45%を大きく上回りました。一方、世界全体を見ると、エージェント型AIによって新たな製品、サービス、カスタマーエクスペリエンスの展開が加速していると回答した割合は12%にとどまっており、組織はすでに業務上のメリットを享受しているものの、より広範なビジネストランスフォーメーションに関しては、いまだ初期段階にあることがうかがえます。

・エージェント型AIの準備体制についてはアジア太平洋地域が先行:AIエージェントの衝突の解決に向けた準備について、同地域では39%が「十分に整っている」と回答しており、欧州の29%、北米の18%を上回っています。アジア太平洋地域はガバナンス管理の自動化においても先行しています。自動制御、監査証跡、人的チェックポイントを導入していると回答した割合は、欧州の3%、北米の2%に対して14%にのぼります。

KPMGのマネージングディレクターであるMichael Harper氏は、次のように述べています。「エージェント型システムの信頼性は、開発の最初期から設計に組み込まれるべきものです。事後の検査では不十分といえます。従来型のロギングやガバナンスの仕組みは、動的なAIではなく、静的なソフトウェアのために構築されたものです。企業が抱く自信と運用体制とのギャップを埋めるためには、コードとしてのポリシー(Policy as Code)とランタイムガードレールの実行能力が求められます。これにより、企業はイノベーションの自律性を確保しながら、包括的なワークフローのセキュリティや信頼性を維持し、ビジネス成果の実現に集中できるようになります」

OutSystemsは、今年初頭のAgentic Systems Platform(https://www.outsystems.com/ja-jp/news/outsystems-announces-agentic-systems-platform)の発表に続き、昨今のエージェント型エンタープライズのニーズに対応するための新機能を追加してプラットフォームを拡張しています。組織がAIを実験段階からエンタープライズ規模での導入へと進める中、OutSystems Agentic Systems Platformの提供する統合的なアプローチは、複雑なテクノロジー環境全体で信頼性の高いエージェント型システムの構築、オーケストレーション、ガバナンスを実現します。

レポート全文およびOutSystemsの詳細については、https://www.outsystems.com/ja-jp/1/shift-to-agentic-aiをご覧ください。

調査方法
今回の調査結果は、2026年6月にCIO Diveが実施したオンライン調査に基づいています。調査には計858人の経営幹部が参加しました。アジア太平洋地域からは、オーストラリア、インド、日本の209人が回答しています。調査対象者は、CIO Diveのデータベースから選定されました。

OutSystemsについて
OutSystemsは、エンタープライズ向けに構築されたエージェント型システムプラットフォームとして世界中の企業から信頼を得ています。OutSystemsを使用することで、ミッションクリティカルなアプリケーションやエージェントの迅速な構築、エージェント型システムによるレガシープロセスの刷新、複雑な規制環境下におけるAIポートフォリオ全体の管理など、すべてを統合プラットフォーム上で行えるようになります。

OutSystemsは、Gartner、IDC、Forresterといった評価機関からエンタープライズソフトウェア開発やエージェント型エンタープライズオーケストレーション分野のリーダーとして常に高く評価されており、G2のユーザー満足度調査では第1位を獲得しています。ビジネスリーダーやITエグゼクティブ、開発者がOutSystemsを採用し、信頼性とセキュリティを損なうことなく社内イノベーションを加速させています。

2001年に設立されたOutSystemsは、9,000万人を超えるエンドユーザー、600社以上のパートナー、そして75か国以上20業種以上にわたる数千社もの顧客からなるエコシステムを擁しています。詳細については、www.outsystems.comをご参照ください





配信元企業:OutSystemsジャパン株式会社
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情報提供元: Dream News
記事名:「 OutSystemsの最新調査:エージェント型AIの時代が到来する中、企業の運用体制が追いついていない実態が明らかに 」