東京--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- PHC株式会社メディコム事業部(以下、「メディコム」)は、本日、病院向けの医事コンピューター「Medicom-HSi f(エイチエスアイエフ)」(*1)を発売しましたので、お知らせいたします。医療DXの推進により、医療情報のシステム間連携やデータ保存の外部化の重要性が増しています(*2)。また、医療情報を管理するシステムの障害時においても継続的な医療サービスの提供が求められています。メディコムは、「Medicom-HSi f」を通じて、医療現場を取り巻くこれらの変化に対応していきます。




「Medicom-HSi」の後継として開発された医事コンピューターの「Medicom-HSi f」では、オプションサービスである「Medicom Cloud運用継続サービス(*3)」の付加により、院内サーバーにデータを保存するオンプレミス型と、外部サーバーにデータ保存されるクラウド型双方のメリットを生かしたハイブリッド型運用が実現できます。さらに、クラウド連携システム「Medicom Cloud Connect API(*4) 」の技術を活用して、オンライン予約・キャッシュレス決済システムなど、他社が運営するサービスとのAPI連携を可能とし、医療従事者の業務効率化を支援します。


■病院向け医事コンピューター「Medicom-HSi f」の特長



  1. 院内サーバーとクラウドサーバーの切り替えによる障害時対策

    通常時は院内サーバーを利用することでインターネット環境に左右されることなくスピーディに操作を行い、院内サーバーに障害が発生した際はクラウド上のデータに切り替えることができます。クラウドサーバーと院内サーバーはリアルタイムで同期し、最新の診療データが双方に常時保存されるため、サーバー障害時においても患者さんへの医療サービスを中断することなく提供できます。




  2. 多様化する医療クラウドサービスとの連携により将来的な拡張性を実現

    「Medicom Cloud Connect API」対応により、オンライン予約やキャッシュレス決済システムなど多様な医療クラウドサービスとの連携が選択できます。拡張性の高い本製品は、新機能の付加によりさらなる効率化や医療サービスの向上に寄与します。




  3. 外来・入院の医事業務の操作性改善とデータ提出加算の算定を支援(*5)

    「Medicom-HS」シリーズは、今年1月に全国運用を開始した電子処方箋や、4月に原則義務化されるオンライン資格確認に対応したメディコムの専用ソフトウェア(*6)と連携します。今回の「Medicom-HSi f」は、令和4年度診療報酬改定により対象施設範囲が200床未満の病院にも拡大したデータ提出加算に対して、データ入力やファイル出力の支援機能を改良しています。さらに、新型コロナウィルス感染症患者の公費に関連する機能追加や、入院調剤料の月跨ぎ算定機能を追加し、複雑な入院事務をサポートします。


PHC株式会社にて取締役、およびメディコム事業部長を務める大塚孝之は、「1972年に日本初の医事コンピューターを発売して以来、メディコムは診療所や中小病院など、さまざまな医療機関や調剤薬局のIT化・ネットワーク化をリードしてきました。国内における『医療DX』の加速を目指し、今後も、医療情報システムのクラウド化や連携を通じて医療・健康データの共有を推進していきます。そして、医療機関や調剤薬局、患者さん間のコミュニケーションの向上を支援し、医療従事者の業務効率化と患者さんへのより良い医療サービスの提供に貢献してまいります」と述べています。


(*1) Medicom-HSi f製品ページ:www.phchd.com/jp/medicom/hospitals/mchsif
(*2) 医療DXについて(厚生労働省・PDF資料):

www.mhlw.go.jp/content/10808000/000992373.pdf
(*3) オプションサービス:www.phchd.com/jp/medicom/solution/cloud
(*4) Medicom Cloud Connectでつながる医療:

www.phchd.com/jp/medicom/medicomcloudconnect
Medicom-HSiをお使いのお客様においてもバージョンアップにてご利用が可能です

(*5) データ提出加算について(厚生労働省・PDF資料):

www.mhlw.go.jp/content/12404000/000938427.pdf
(*6) オンライン資格確認連携するメディコムのソフトウェアについて:

www.phchd.com/jp/medicom/park/special/onlineinfo/waitingtime
電子処方箋と連携するメディコムのソフトウェアについて:

www.phchd.com/jp/medicom/clinics/electronic-prescription


<PHC株式会社・メディコム事業部について>


1969年に設立されたPHC株式会社は、糖尿病マネジメント、ヘルスケアソリューション、診断・ライフサイエンスの事業領域において、開発、製造、販売、サービスを行い、グローバルヘルスケア企業として事業を展開するPHCホールディングス株式会社(証券コード 6523 東証プライム)の日本における事業子会社です。ヘルスケアソリューションの事業領域においてヘルスケアIT事業を行うメディコム事業部は、1972年に国内で初めて医事コンピューターを開発、発売しました。新会社「ウィーメックス株式会社」として、2023年4月より企画・開発から販売までワンストップでサービスが提供できる新体制となります。「ウィーメックス」は引き続き、電子カルテシステムや遠隔医療システムをはじめとしたヘルスケアIT製品・サービスの提供を通じて、患者さんへの医療サービス向上と医療従事者の業務効率改善に取り組んでいきます。

www.phchd.com/jp/medicom/about


Contacts


<お客様>

PHC株式会社 メディコム事業部 松永 錦弥

E-mail:tky-mc_pr_alignment@ml.phchd.com


<報道関係者様>

PHCホールディングス株式会社

IR・広報部

電話:03-6778-5311  E-mail:phc-pr@gg.phchd.com

情報提供元: ビジネスワイヤ
記事名:「 PHC株式会社:メディコム、病院向け医事コンピューターを刷新 ~障害時対応とAPI連携による拡張性を強化した「Medicom-HSi f」を発売~