全体図_7言語と共通形式


ブラウザのプレビュー画面


構成図


印刷データの受け渡し

有限会社パオ・アット・オフィス(本社:千葉県習志野市、代表取締役:村井 誠)は、開発者向け帳票ツール「Reports Web Ver.1.0.0」を2026年10月5日にリリースいたしました。



Reports Webには、2つの柱があります。



1つめは、7つの言語から使えること。

WebAssembly(WASM)の共通エンジンを、各言語から小さなライブラリ(薄いラッパー)を通して利用できます。

PHP、Java、C#、TypeScript/Node.js、Rust、Go、Ruby。どの言語からも、同じ帳票エンジンで、同じ請求書や見積書を出力できます。



2つめは、共通の帳票形式で、Web(ブラウザ)、Windows、Mac、Linuxをつなぐこと。

つながるのは、環境だけではありません。7つの言語も、同じ形式でつながります。

PHPのシステムが作った帳票を、Javaのシステムが受け取る。Windowsでデザインした帳票を、Linuxのサーバーで出力し、Macのブラウザで開く。

受け渡しの方法は、印刷データをメールに添付しても、REST APIで送っても構いません。帳票デザインも、できあがった帳票も、作った言語や環境に閉じ込めません。



デザイナー・エンジン・プレビュアーの一式を、ブラウザ用だけでなく、Windows・Mac・Linuxのパソコン用にも用意しました。

Reports.netで25年にわたり帳票ツールを開発してきたパオ・アット・オフィスの、新しい製品です。



画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/636849/LL_img_636849_1.png

全体図_7言語と共通形式



■7つの言語から、1つの帳票エンジンへ

Reports Webの中心にあるのは、C++で開発しWebAssembly(WASM)にした共通の帳票エンジンです。

各言語には、業務データを帳票用のデータにまとめる小さなライブラリ(ラッパー)を用意しました。このWASM方式では、帳票を描く処理を言語ごとに作り直さず、同じエンジンを共通して使います。



《WebAssembly共通エンジンを使える7言語》

・PHP

・Java(Spring Boot)

・C#(ASP.NET Core)

・TypeScript/Node.js

・Rust(Axum)

・Go

・Ruby(Sinatra)



言語ごとに「あっという間に帳票出力」「全帳票をWebでプレビュー」「Web API・REST連携」の3つのサンプルと、プログラマーズガイドを用意しています。サンプルはDockerで起動できます。



帳票を生成する場所も選べます。

ブラウザで生成すれば、届いた印刷データから利用者の手元でPDFを作れます。

サーバーで生成すれば、画面を開かない夜間のバッチ処理やWeb APIからPDFを作れます。サーバー側ではNode.js上で同じWASMエンジンが動きます。



画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/636849/LL_img_636849_2.png

ブラウザのプレビュー画面



■共通の帳票形式が、言語と環境をつなぐ

Reports Webのファイルは2種類です。

・帳票デザイン(.prepdj):デザイナーで作る、帳票の形

・印刷データ(.prepej):業務データを入れてページになった、できあがった帳票



帳票デザインと印刷データは、文字・線・画像などの配置を表す共通のレイアウト構造を土台にしています。それぞれのファイル形式は、7つの言語のライブラリ、Pure Java・Pure Python・WPF/.NETのエンジン、ブラウザ版とデスクトップ版の各ツールで共通です。中身はJSONです。



たとえば、Windowsのデザイナーで作った請求書のデザインを、Javaのサーバーアプリケーションで使う。

ブラウザで作ったデザインを、パソコンのPythonアプリケーションで使う。

Javaのサーバーが作った印刷データを、ブラウザのプレビュアーで開く。

PHPのシステムが作った印刷データを、REST APIでRustのシステムへ渡す。

デザインする人と開発する人、帳票を作るシステムと受け取るシステム、作る環境と見る環境を、分けて組み合わせられます。



画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/636849/LL_img_636849_3.png

構成図



■できあがった帳票は、持ち運べる文書に

印刷データ(.prepej)は、帳票そのものを1つの文書として扱うためのファイルです。

プレビュアーから保存して、メールに添付する。共有フォルダーに置く。受け取った人は、プレビュアーで開いて確認し、印刷やPDF出力ができます。

JSONなので、業務システムのREST APIで送受信し、保管しておくこともできます。言語の違うシステムどうしでも、同じ印刷データをそのまま受け渡せます。



※フォントや、ファイル内に含めず外部参照する画像などは、受け渡し先でも利用できる必要があります。フォントなどの環境差により、表示や改行が異なる場合があります。



画像4: https://www.atpress.ne.jp/releases/636849/LL_img_636849_4.png

印刷データの受け渡し



■デザイナーとプレビュアーを、4つの環境に

帳票をじっくり設計する作業には、パソコンで動くデザイナーが向いています。

Reports Webは、ブラウザ版に加えて、3つのデスクトップ版のデザイナーとプレビュアーを同梱しています。



・ブラウザ版:現行の主要ブラウザで動作

・WPF版 :Windows用

・Java版 :Windows・Mac・Linux用(Java実行環境を同梱)

・Python版:Windows・Mac・Linux用(Python実行環境を同梱)



デザイナーでは、文字・直線・四角形・円・画像・バーコードを配置し、位置・サイズ・回転などを細かく調整できます。操作の「元に戻す」「やり直し」にも対応しています。

プレビュアーでは、ページの移動、拡大・縮小、文字の検索、印刷、PDF出力、印刷データの保存と読み込みができます。



Mac用のアプリケーションは、Appleの公証を受けています。



画像5: https://www.atpress.ne.jp/releases/636849/LL_img_636849_5.png

デスクトップ版デザイナー3種



■WASMを使わず、その言語だけで完結する方式も

「Javaで作る業務システムだから、帳票の生成までJavaで揃えたい」。

そうした開発のために、WASMを使わない帳票エンジンも同じ製品に含めました。



《言語別の帳票エンジン》

・Pure Java :Javaで実装した帳票エンジン

・Pure Python:Pythonで実装した帳票エンジン

・WPF/.NET :.NETで実装した帳票エンジン



いずれも、サーバー側のWebアプリケーションにも、パソコン内で完結するデスクトップアプリケーションにも組み込めます。この方式の帳票生成にWASMとNode.jsは不要です。

Pythonは、このPure Pythonで対応しています。





■Reports.netの帳票資産を引き継げます

WPF版・Java版・Python版のデザイナーは、Reports.netで作成した帳票定義ファイル(.prepd)を開けます。

開いた帳票は、Reports Webの帳票デザイン(.prepdj)として保存できます。Reports.netで作りためた帳票を、Reports Webへ移行するための入口です。



※装飾文字オブジェクトはReports Webの対象外です。Reports.netのすべての表現が同一に再現されることを保証するものではありません。





■AIを活用した帳票づくりにも

サンプルとマニュアルをAIに渡して、「この請求書をもとに、うちの顧客データと明細を使って出力してください」と頼む。Reports Webは、そうした開発の進め方にも向いています。



業務で使う帳票には、データや明細の件数が変わっても、決めた書式で繰り返し出力できることが求められます。

AIに帳票の描画処理まで一から作らせるのではなく、デザイナーで整えたレイアウトと帳票エンジンを土台にする。AIは、業務データとの連携や、お客様ごとの要望に応えるコードづくりに活かせます。





■主な機能

1. 文字・罫線・図形

文字、直線・円弧、四角形・角丸四角形、円・楕円を組み合わせてレイアウト



2. 画像・ロゴ・印影

会社ロゴ、商品写真、角印などを配置。プログラムから画像の差し替えも可能



3. バーコード・二次元コード

JAN、CODE128、CODE39、NW-7、ITF、QRコード、DataMatrix、PDF417、郵便カスタマバーコード

Pure Java・Pure Python・WPF/.NETのエンジンは、UPC、GS1-128、コンビニバーコード、GS1 DataBarなどを加えた24種類に対応

※「QRコード」は株式会社デンソーウェーブの登録商標です。



4. 明細の繰り返し・複数ページ

件数に応じた明細の出力、ページの区切りや出力順をプログラムで制御



5. プレビュー・印刷・PDF・保存

プレビューと印刷、PDF出力、印刷データの保存と再読み込み。ブラウザではSVGで帳票を表示



6. 共通形式

帳票デザイン(.prepdj)と印刷データ(.prepej)を、言語と環境をまたいで受け渡し





■デモサイトと体験版

製品サイトでは、ダウンロードせずにブラウザで試せるデモを公開しています。

7言語のデモと、Pure Java・Pure Python・.NETのデモで、同じ帳票のプレビュー・印刷・PDF出力を体験できます。



《デモ》

・デモの入口 : https://www.pao.ac/reports.web/demo.html

・かんたん体験 : https://www.pao.ac/reports.web/try/

・Webデザイナー : https://www.pao.ac/demo/reports.web/design/

・Webプレビュアー: https://www.pao.ac/demo/reports.web/preview/



《体験版ダウンロード》

1. オールインワン開発セット(約2.68GB)

7言語のライブラリとサンプル、Pure Java・Pure Python・WPF/.NETのSDK、デスクトップ版のデザイナーとプレビュアー、HTML/PDFマニュアルを1つのZIPに収録

2. WASM・7言語セット(約1.74GB)

3. Pure Javaセット(約1.08GB)

4. Pure Pythonセット(約1.54GB)

5. WPF/.NETセット(約420MB)

6. かんたん体験版(Windows用、約16MB)



体験版では、出力した帳票に「SAMPLE」の文字が入ります。

製品ライセンスをご購入いただくと、納品するライセンスファイルで体験版の制限を解除できます。



製品サイト : https://www.pao.ac/reports.web/

ダウンロード: https://www.pao.ac/reports.web/#download





■開発元(Pao@Office)WEBサイト

https://www.pao.ac/





■製品価格

○開発ライセンス

価格:100,000円(税込:110,000円)



※開発用パソコン1台につき1ライセンス。

言語別の商品には分かれておらず、1ライセンスでReports Webのすべてをご利用いただけます。

運用専用のサーバーやエンドユーザーのパソコンには、ライセンスは不要です(ランタイムライセンスフリー)。





■動作環境

1. Webアプリケーション(WASM方式)

ブラウザ側で生成:WebAssemblyに対応する現行の主要ブラウザ

サーバー側で生成:Node.js 22以上



2. 言語別の帳票エンジン

.NET Framework 4.7.2~4.8.1、.NET 5~9(.NET Framework 4.7.2互換版のDLLを参照)

.NET 10(.NET 10用のDLL)

Pure Java:Java 21

Pure Python:Python 3.10~3.14



3. デザイナー・プレビュアー

ブラウザ版:Windows・Mac・Linuxなどの現行の主要ブラウザ

WPF版 :Windows x64

Java版・Python版:Windows x64、Mac(Apple Silicon/macOS 26以降)、Linux x64(Ubuntu 24.04を基準)





■マニュアル

https://www.pao.ac/reports.web/man.html





■会社概要

社名 : 有限会社パオ・アット・オフィス(Pao@Office)

設立日 : 2001年10月

資本金 : 1,000万円

代表者名 : 代表取締役 村井 誠

企業サイト: https://www.pao.ac/

社員数 : 10名

事業所 : 千葉県習志野市谷津3-29-2-401

事業内容 : 1. システム全般に関するコンサルタント(企画・立案)

2. ソフトウェアの設計・製造・販売

3. システム運用サポート

4. ソフトウェア開発支援ツールの開発、および販売

情報提供元: @Press