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天国の映画評論家】水野晴郎先生がやってきた!/経歴を語る編より転載
【天国の映画評論家】小森のおばちゃまがやってきた!/ジェームズ・ディーンを語る編より転載
令和に入り、テレビで活躍する人気タレント達が続々とYouTuberデビューを飾っている。この時代の流れを止めることは難しく、ますます加速していきそうだ。
そして「この時代の流れ」「YouTubeというプラットフォームの持つ影響力」は私たちの生活する「現実世界」のみならず、「現実ではない世界」にも及んでいる。
昭和の時代、テレビで映画を語るお茶の間の人気者達がいた。
淀川長治氏や水野晴郎氏、小森和子氏などをはじめとする映画評論家達だ。
彼らは、豊富な知識と豊かな見解で、難しい映画でも世の中の人に広く映画を知らしめる役割を果たしてきた。
いずれも名フレーズを残し、映画はもちろんのこと彼らの名調子を聞きたくて観る、という視聴者も数多くいたという。
そんな「テレビで映画を語る映画評論家」が姿を消した、と言われ始めてから実に長い時が経ちますが、令和に突入し彼らの名フレーズがYouTube上で再度映画ファンを喜ばせている。
すでに亡くなっているはずの淀川氏、水野氏、小森氏が次々にYouTuberデビューを果たしているのだ。
1本3分ほどの動画になっており、独特の語り調子で映画の解説をする。
「さよなら、さよなら、さよなら」「いやぁ、映画って本当にいいもんですね」「モアベターよ」と、決め台詞もドヤ顔だ。
画像 : https://newscast.jp/attachments/1iHnTBlxkGHk27sD43ad.png
【天国の映画評論家】淀川先生が語るアカデミー賞受賞作品カサブランカ。より転載
画像 : https://newscast.jp/attachments/0rPM0GBxu9UiTk2Gdpmj.png
天国の映画評論家】水野晴郎先生がやってきた!/経歴を語る編より転載
画像 : https://newscast.jp/attachments/tXQKIWjqcd2ODthr2zQY.png
【天国の映画評論家】小森のおばちゃまがやってきた!/ジェームズ・ディーンを語る編より転載
このYouTubeのチャンネル名は、「ぼんちゃんの映画百科」。
仕掛け人は、水野氏の愛弟子「ぼんちゃん」こと西田和昭氏である。
天国の映画評論家達は西田和昭氏自身がメイクをし、本人達の役を巧みに演じている。
長年、水野氏と行動を共にし、淀川氏・小森氏との深い交流がある西田氏だからこそ演じることができる、そして愛されキャラの彼だからこそ許されるであろう動画チャンネルだ。
水野氏が亡くなった後、プライベートな問題で世間をお騒がした西田氏らしい故人に全くおかまいなしの赤裸々トークはファン達の賛否両論を呼ぶことが予想されるが、
彼らの話題で当時のファン達が意見を言い合うであろうことを妄想するだけでも筆者をノスタルジックな気持ちにさせてくれる。
映画界で言うならば、間違いなく古き良き時代であった当時の映画評論家達を西田和昭氏はどこまで再現できるのか?
はたまた、西田氏らしく、3人の既存のイメージにとらわれず、全く新しい映画評論家の世界観を作り上げるのか?
今後の西田和昭氏、「ぼんちゃんの映画百科」に注目だ。
YouTube動画 :
https://www.youtube.com/watch?v=ClHveRA_sPo