【ベルリン時事】国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長が率いる調査団は8月31日午後、ウクライナ南東部ザポロジエ市に到着した。陸路で約120キロ離れたザポロジエ原発に9月1日に入る見通しだが、原発周辺はロシア軍占領地域で、前線に近い。最後の行程は一段の緊張を伴うとみられる。  グロッシ氏以下14人の調査団は、31日に首都キーウ(キエフ)から車で移動。ザポロジエ市まではウクライナ支配領域を通過してきたとみられる。グロッシ氏は同市到着後、任務について「リスクがないわけではない」と記者団に認めた。 【時事通信社】 〔写真説明〕31日、ウクライナ南東部ザポロジエ市に到着した国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長(右)(AFP時事)
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 IAEA調査団、ザポロジエ原発入りへ=最後の行程、一段の緊張―ウクライナ