日大前理事長・田中被告との主なやりとり=脱税事件
時事通信社 2022年02月15日 20:44:37
田中英寿被告(75)の被告人質問での主なやりとりは次の通り。 【弁護人】 ―元理事の背任事件で日大のガバナンス機能不全が指摘されたことについて。 理事長として責任は感じているが、それ以上のことは考えていない。 ―日大の今後について。 再生会議を立ち上げて結論を出すと思うが、どちらにしても日大の発展を心から願っている。 【検察官】 ―同様の事件を起こさないため税務申告の態勢は。 考えていない。基本的に無職だから、これからは。 ―申告を妻に任せていたことへの反省は。 十分反省している。 ―納税は国民の義務。意識が足りなかったのでは。 ずっと真面目にやってきた。今回の件については反省する。 ―大学理事長という社会的立場や責任について。 多方面に迷惑を掛けたことは反省している。 ―学生や教職員も迷惑している。 理事長ではないので今は考えようがない。 ―今後日大との関係は。 日大の発展を願っているだけで、関係は持ちたくない。 【裁判官】 ―反省は分かったが、具体的な内容は。 事件を起こしたことは大変申し訳ない。反省しているが、何でこうなったのかよく理解できない。残念に思っている。(了)【時事通信社】
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記事名:「 日大前理事長・田中被告との主なやりとり=脱税事件 」