【ワシントン時事】米国とロシアは10日、ジュネーブで「戦略的安定対話」を開催する。国境付近へのロシア軍展開に伴い危機が高まっているウクライナ情勢の緊張緩和策などについて協議する。東欧での軍事演習やミサイル配備の制限が議題に上るとみられるが、交渉の先行きは不透明だ。  対話にはシャーマン米国務副長官、ロシアのリャプコフ外務次官が出席。両者は9日夜に対話の議題を話し合うワーキングディナーに臨んだ。米国務省によると、シャーマン氏は国家主権と領土の一体性に関する国際的原則を重視する考えを強調した。ロシアによる侵攻の危険に直面するウクライナを擁護する姿勢を示した形だ。 【時事通信社】
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記事名:「 米ロが戦略対話=ウクライナ情勢焦点