今夏、7月29日(金)から8月31(日)まで、新潟の苗場スキー場で開催された日本最大級の音楽フェスイベント、フジロックフェスティバル’22

その会場で、GO OUT WEBの名物連載企画【甲斐さんぽ】を敢行! 広大な会場はライブ以外にも様々な魅力に溢れているため、甲斐さん目線でラフに楽しんでもらうことに。

甲斐一彦(BAMBOO SHOOTSディレクター) “アーバン・アウトドア・ライフスタイル”をベースに、独自の世界観を構築するブランド、バンブーシュートのディレクターとして活躍。毎回、様々なファッション業界人のゲストと共に、東京の名店を巡るショップツアー連載『甲斐さんぽ』を、GO OUT WEBで不定期連載中。

ということで、会場にやってきた甲斐さん。フジロック歴は15年以上で、今回は3年ぶりの参加となる。しかし会場をノンビリと歩き回るのは久しぶりだとか。

甲斐「最近はずっと出店の仕事で会場入りしていたからね。普通に遊びに来たのは7年ぶりくらいかも。自由に歩き回れるのはいいね! しかし暑い!! 早くビール飲もうよ」。

様々なコンテンツを楽しんでもらう前に、まずはフェスコーデをチェック。この日の甲斐さんは、バンブーシュートのメリノTシャツとレフトのショーツを中心に、マウンテンハードウエアのシャツも持参。

ブラックのワントーンを基調とした着こなしは、派手なスタイルが多いフェス会場では、逆に存在感を発揮していた。

甲斐「通気性や速乾性に優れ、着心地もいいメリノウールのTシャツは欠かせないよね。ブラックで統一したのは、単純に汚れが目立たないから。雨が降って肌寒くなったときに羽織る速乾素材のシャツも一応持ってきたけど、今日は必要ないかも」。

そんなフェススタイルに合わせて用意してきたというのが、キーンの定番ブーツ、ピレニーズのワントーンモデル。

甲斐「フェスは歩き回るから慣れたシューズが1番。ピレニーズは自分でコラボモデルを企画するほど、昔から馴染みある一足だからね。もちろん防水性の高さや歩きやすさも考慮して選んでいるけど」。

そしてフェス用バッグは、デイパックやサコッシュが主流のなか、あえてのトートバッグをセレクト。

甲斐「自分的にはトートバッグは原点回帰的なアイテム。でも必要なものだけを取り出しやすいし、便利なんだよね」。

気になる中身は、後ほどチェック!

まずは生ビールで乾杯!

というわけで、フジロックの生ビールといえば、ハイネケン。とはいえ、会場でアルコールが提供されるのは3年ぶり。そして、あまりに暑さに「生2杯!」と、いきなり2杯注文する甲斐さん。

ちなみに場内は、キャッシュレス化が徹底されていて、ほとんどの物販&飲食ブースで現金が使えない状態に。時代と共にフェスの在り方も変化してきている様子。

もちろん、ビールを飲みながら野外ライブを楽しめるのも3年ぶり。しかも雨が多いフジロックにしては珍しく、今年は超快晴の炎天下。

開放的な空気感のなか、速攻でビールを飲み干し、ライブ以外のコンテンツも満喫するため、早速会場を散策することに。

KEENのブースをチェック。

メインステージであるグリーンステージを過ぎ、到着したのは、アウトドア・フットウエアブランド、「KEEN(キーン)」のブース。たくさんの人集りで盛り上がっていたが、甲斐さんも付き合いの長いブランドだけに、知り合いも多い様子。

ちなみにキーンのブース前には、誰でも参加できるインスタレーションが実施されていた。それがこちらのシューズの枠を象ったオブジェ。環境問題を考える一環として用意され、参加するとオリジナルのネックチューブとマスクがもらえるとか。

参加方法は簡単。飲み干したペットボトルを中に投入し、その枠組みにペットボトルのキャップを嵌め込むだけ。オブジェの中がペットボトルで埋め尽くされる頃には、色彩豊なキャップのアッパーが完成する予定。

甲斐「これ凄いね〜。考えた人、天才! ちょっと俺もやってみるわ」。

もちろんブース内もチェック。キーンの最新モデルがズラリと並び、実際に試着することも可能。様々なノベルティも用意されていた。

ちなみにキーンは入場ゲートの近くにもブースを出店し、シューズ用の自動販売機も設置していた。

自販機で売られているのはキーンの機能美サンダル、ニューポート レトロのフジロック限定モデル。グリーンやホワイトなど、会場の主要ステージをドットカラーで表現したポップな一足に仕上げられている。

甲斐「ブース前のインスタレーションが完成したら、この限定モデルみたいになりそうだよね?」。

フードコートでフェス飯を満喫!

続いて向かったのは、ホワイトステージの手前にある、チルアウトスペース的なフードコート「ところ天国」。どうやらお目当てのフェス飯があるとか。

甲斐「ここの『天国らーめん』が美味しいんだよ! フジロックのラーメンといえば、これ! でも早く来ないと売り切れるからね」。

ということで、購入したのは数量限定メニュー「地獄にぼしまぜそば」。AC/DCのロゴをパロディしたロゴ入り海苔など、フジロックらしい遊び心も魅力。

甲斐「やっぱ美味いね! しかも木陰に入ると涼しい。フジロックはこういう自然を身近に感じる場所が、ちょくちょくあるのがいいよね」。

フェス用バッグの中身をチェック。

(右から)アウトドアリサーチのヘリウムジャケットとアクシーズクインのレインスカート、クランクのポーチ、サーモスのタンブラー、ヴァーゴのチタンストロー、キューベンファイバー素材のコインケース、グラナイトギアのポーチ、ハイパーライトマウンテンギアの巾着ポーチ、ザックパックのウエストバッグ、ソロ用パッド。

フェス飯を堪能している間に、気になるトートバッグの中身をチェック。甲斐さんが雨具として用意したのは、アウトドアリサーチのヘリウムジャケットとアクシーズクインのレインスカート。

クランクのポーチにはウェットティッシュ、グラナイトギアのポーチにはマスク、ハイパーライトマウンテンギアの巾着ポーチにはスマホ(雨用カバー)を入れるなど、ULハイカーばりのコンパクト装備を実践していた。

甲斐「いろいろあるけど最近のお気に入りは、このチタンストロー。コンビニのコーヒーを飲むときにも重宝してるけど、こうやって箸代わりにもなるんだよね」。

さらにキーンのサンダル、ワイメアエイチツーも発見。しかもこちらはサウス2 ウエスト8とのコラボモデル。

甲斐「このサンダル、めちゃくちゃ調子いいよ。天気もいいし、ちょっと履き替えようと思って」。

会場内の自然のフィールドを歩くときは、ピレニーズ。リラックスしたいときはワイメアエイチツーと、2つのフットウエアを適材適所で使い分けたいとか。

炎天下のため、川遊びでチルアウト。

フジロックは会場内で川遊びができるのも魅力のひとつ。この日は炎天下だったので、甲斐さんも川に入ることに。どうやら、そのためのサンダに履き替えたらしい。

場内を流れる浅貝川は、フジロッカーにとって最大のチルアウトスポット。森林の間から聴こえてくるライブの音に耳を傾けつつ、川遊びを楽しんでいる人も多い。

甲斐「ライブもいいけど、こうやってノンビリ川遊びするのもいいよね。このまま奥地のサイト、フィールド・オブ・ヘブンまで沢登りしながら行きたいくらい気持ちいいよ(笑)」。

ちなみに甲斐さんが履いているキーンのワイメアエイチツーは、トングサンダルながら爪先がしっかり保護されているため岩場も安心。

山奥のステージ、フィールド・オブ・ヘブンへ。

川沿いの「ところ天国」から、さらに会場の奥へ移動し、向かう先は中規模のステージ「フィールド・オブ・ヘブン」。通常のルートとは別に、ボードウォークと呼ばれる、ウッドデッキの林間道が用意されているため、そこを通ることに。

森林浴を楽しみつつ5分ほど歩くと到着。甲斐さんは「フィールド・オブ・ヘブン」の一角に出店しているショップで長年仕事をしていたため、馴染みのある場所でもある。

到着すると、そこには友人でもあるフェスティバルライフの市之瀬さんの姿が。

市之瀬「甲斐さんコンチハ〜! 仕事っすか?」。

甲斐「イッチー、元気? 今日は半分遊び(笑)。夜、一緒に飲もうよ!」

市之瀬「いいっすね! 後で連絡します!」。

こうして会場内で友人とバッタリ出会うのも、参加人数が多いフジロックならでは。ちなみに市之瀬さんは、フェスティバルライフの仕事で来ていた様子。

そして「フィールド・オブ・ヘブンへ」の一角で、人気ペインティングユニット、グラビティフリーのブースを発見。彼らはフジロックで毎年ライブペインティングをしている。

実は「フィールド・オブ・ヘブン」に来たのは、彼らの作品をチェックするのも目的のひとつだったとか。

甲斐「毎年、作品が完成するのが楽しみなんだよ。でもこうして間近で見るのは、久しぶりだけどね」。

甲斐さんとグラビティフリーの2人は10年以上の付き合いがあり、年に数回は顔を合わしているとか。そして久しぶりの再会にトークが止まらない3人。

夜に向けて、まだまだフジロックは続く!

そして夕方にはキャンプサイトの一角にあるフィールド「ピラミッドガーデン」へ移動。今回の甲斐さんぽはここまでだけど、もちろんフジロックの夜はこれから。甲斐さんはまだまだ物足りない様子で、このまま夜まで楽しむとか。

甲斐「やっぱフジロックはいいね。会場が広くて、ライブ以外にも楽しめる場所がいっぱいあるし。おかげで、いつもの甲斐さんぽより歩いている気がするけど(笑)。とりあえず、ちょっと飲みに行ってくるよ!」

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情報提供元: GO OUT
記事名:「 ユルく楽しむ、オトナのフェススタイル with KEEN【甲斐さんぽ in FUJI ROCK FESTIVAL ’22】