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【「住む」より「楽しむ」BESSの家】というキャッチでおしゃれなログハウスを販売するBESS(ベス)が、「走るログ小屋」を10月16日から販売する。キャンピングカーとは違う、走るログ小屋って一体ナンゾヤ。
ある日、発表会の案内をいただいた。発信元は我が編集部ではとても見慣れないBESSというハウスメーカー。その個性的な造りそして遊び心満載のデザインから人気の高いハウスメーカーだ。「B」のロゴをアウトドア誌で見かけたことがあるかたも多いだろう(弊社刊行の「GO OUT」にも掲載されていることが多く、筆者も知っていた)。
でも、走るログ小屋って言われてもピンとこない……。キャンピングカーはMotor-Fan.jpのキャンプ記事でも度々出てくるが、キャンピングカーではないようだ。さてさて、その実態は? いざ! 発表会会場の代官山に位置する展示場[BESS MAGMA]へ。
さて、走るログ小屋の説明をする前に一言。もうね、とにかくオシャレなのよ。代官山から歩いて数分のところ(クルマ好きの皆さまには代官山蔦屋の道を挟んだ斜め前っていうとわかりやすいでしょうか)に位置する、都会なのに敷地内に一歩足を踏み入れたら高原にいるかのような空気感(風景含)のある展示場。
ハウスメーカー展示場というよりは、オシャレな一軒家カフェが数軒立ち並ぶ別荘地の観光エリアってイメージで、家を建てる予定がなくても、つい立ち寄りたくなってしまう、そんな雰囲気のBESS MAGMAが今回の発表会会場。わくわくします。
その名のとおり「走る小さいログハウス」で、2016年から販売を開始した固定式のログ小屋であるIMAGOを大胆にも走れるようにしてしまったもの。その発想の転換が、すごい。
固定式のIMAGOは、自宅の庭に離れとして設置したり、小さなお店または複数戸設置して商業(宿泊)施設としてすでに多く利用されているが、そのIMAGOを土地から “自由” にしたのが、この走るログ小屋というわけだ。
小屋が走るなんて、聞いているだけで意味不明(いい意味です)だし、楽しい! いただいたプレスリリースには、小屋から釣り糸を垂れて釣りを楽しんでいる風景や、畑で農作物の簡易店舗を開店している画が描かれており、それを見ているだけでも本当にわくわくしてきます。
走るログ小屋のラインアップは、12フィート(約3.2m×2m/床面積6.5m2)の【IMAGO iter(イマーゴ イーテル)】と20フィート(約5.6m×2m/床面積11.3m2)の【IMAGO X(イマーゴ エックス)】の2タイプ。12フィートタイプには木屋根(もくやね)と幌屋根の2モデルが揃い、計2タイプ3モデルがラインアップされる。
あえて無塗装・無垢状態での納品となり、塗装を自身で楽しむことができるところも、絶対に楽しい!
どちらのタイプも車輪付きで、牽引すればどこにでも行くことができるが、iterのほうがそのサイズから牽引して自由にという色が濃く、Xは置きたい場所へ小屋を移動することができるという位置づけとなるようだ。
ちなみに、iter(イーテル)はラテン語で「旅」を意味するんだとか。まさに、旅するログ小屋。
気になるのはそのお値段だが、IMAGO iterの木屋根が本体価格386万円(税込以下同)~、幌屋根が457万円~となり、Xは442万円~となっている。
楽しい。とにかく楽しい。長野の実家の庭にさりげなく置いて自分の離れにしたい。いいかもいいかも~。
俄然前のめりで発表会に集中。ちょびっと購入しちゃおっかな……と思い始めたとき、ふと気づいた。
はい。クルマ好きの皆さまはお気づきですね。必要です。牽引第一種免許。うん、持ってないな。でも、一種だと取得はそんなに大変じゃないようだ。取得にかかる金額も13万円ほどとのことで、さらに気持ちが復活してきたが、隣からボソッと「牽くクルマ、なくね?」と一言。なにもない筆者は、すごすごとBESS MAGMAを後にするのであった……。
という筆者のくだらない話は置いておいて、キャンプ好きの皆さま、BESSの提案する自由空間「可動式IMAGO」要チェックです!
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