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サッカーでは正確にボールを蹴る場合はインサイド、強いボールを蹴る場合はインステップを使います。ここで科学的アプローチで、、インステップでボールを強く蹴る方法を紹介しましょう。強いインステップキックは足の甲の少し上で蹴るのがポイントなのです。
インステップ時の最適なインパクトを示した図があります。インステップで蹴るときに、足のどこに位置に当たるとボールが強く蹴れるかを青から赤の色で示したものです。同じ足の甲で蹴ったとき、どこが反発が高いかを示しています。
この図を見ると、足の甲の真ん中よりも上のほうが強く蹴れるということが一目瞭然。赤い点が多く分布しています。同じ速度でインパクトしても、ボールの反発が違うことがわかるのです。
足の骨の模型で見ると、その理由がよくわかります。足の指先のほうは骨が指ごとに分かれていて、反発が弱い状態。ボールが当たっても関節や骨が曲がってしまって、強いボールが蹴れません。
一方、足の甲の根元のほうは半関節といって、関節にいろいろな骨があるもののギュッと凝縮していてほとんど動かないのです。すなわち、それだけ固いということ。ここでボールの芯を捉えてあげれば、強いボールが蹴れるのです。
実際、元サッカー日本代表の北澤選手も、インステップで蹴っていたのは足の甲の少し上あたり。スパイクのひもを結ぶ位置だったとか。だからこそ、ひもを結ぶ位置が気になって、結び目を少し外側にずらしていたと話します。
もちろん人それぞれ感覚があるため、自分のスイートスポットの感覚で蹴るのがよいでしょう。とはいえ理屈からいえば、インステップは足の甲の少し上の固いところで蹴るのがベストということです。
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