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筋肥大は筋トレのストレスに対する適応能力。一般的に、筋肥大をおこすストレスは「筋肉を損傷させること」と考えられています。しかし、筋肥大をおこすストレスはそれだけではありません。筋肥大をおこす2大原則としては、物理的ストレスと心理的ストレスがあるのでした。
重いダンベルやバーベルを使って、筋肉に「いわせる」タイプの筋トレでは、筋肉に大きな物理的ストレスを与えます。この大きな負荷が、筋肥大を必要とさせるストレスとなるのです。
効率的な筋肥大のポイントは、筋肥大をおこしやすい速筋に刺激を与えること。筋肉は力を出すときに、持久力のある遅筋から順に使う仕組みになっているため、速筋に刺激を与えるには大きな負荷が必要になるわけです。
そして、大きなストレスは筋肉に微細な損傷を生じさせます。この損傷からの回復によって、筋肉は損傷の前よりも大きく強くなる超回復するのです。つまり、筋肉に微細な損傷を生じさせることが筋肥大のポイントになります。
一方、ややゆっくりめの動作でじっくりと「効かせる」タイプの筋トレは、筋肉が持続的に力を出し続けることで血流を制限して、筋肉を低酸素状態にするもの。すると、筋肉に乳酸や水素イオンなどの代謝物が蓄積します。
こうした化学的ストレスが発生すると、筋肉内の環境が過酷な状態。この環境を改善しようと成長ホルモンの分泌などが促進されて、筋肥大を誘発する大きな刺激になるのです。
こうした化学的ストレスは、筋肉がパンパンにふくれ上がるパンプアップなどで体感することができます。パンプアップとは、代謝物の蓄積による浸透圧調整によっておこる貯水作用なのです。
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