「初詣には行ったけれど、なんだか一年の滑り出しがぱっとしない」「転職や恋愛、そろそろ運の流れを変えたい」。そんなときにおすすめしたいのが、関西ならではの“はしご参拝”です。関西は主要な社寺同士の距離が近く、電車やバスを乗り継げば1日で2社を巡ることも十分可能です。ひとつの神社だけでなく、テーマの近い社寺をあわせて訪れることで、願いごとへの向き合い方もより丁寧になっていきます。

今回は金運、縁結び、厄除け、学業成就など願いごと別に、1日で巡れる開運モデルコースを7つ厳選しました。次のおでかけの参考にしてみてください。


「開運モデルコース」とは?1日で複数の社寺を巡るご利益の重ね方


関西では、大阪、京都、奈良、兵庫、滋賀の主要な社寺が電車で30分から1時間ほどの距離に点在しています。そのため「午前は金運の神社、午後は縁結びの神社」というように、ひとつのテーマに沿って複数の社寺を巡る旅程が組みやすいのが特徴です。これを本記事では「開運モデルコース」と呼んでいます。もともと日本には、ひとつの神様だけでなくいくつもの神仏に願いを届ける「はしご参拝」や「巡拝」の文化が古くからあります。一社だけでは得られない広がりのあるご利益を授かれることに加え、社寺から社寺への移動そのものが小さな旅として楽しめる点も魅力です。


本記事では、金運・商売繁盛、縁結び・良縁、厄除け・開運、学業成就・出世運という4つの願いごとに分けて、それぞれ電車やバスで無理なく移動できる組み合わせを紹介します。半日で回れる近距離のコースもあれば、少し足を延ばして自然の中を歩くコースもあるので、そのときの気分や願いごとに合わせて選んでみてください。次の章から、願いごと別に7つのコースを紹介します。


【金運・商売繁盛】を呼び込む1日コース


【大阪】今宮戎神社×住吉大社コース(いまみやえびすじんじゃ×すみよしたいしゃ)


大阪の商人文化を象徴する二社を巡る、金運コースの王道ルートです。今宮戎神社は推古天皇8年(600年)の創建と伝わる古社で、商売繁盛の神様「えべっさん」として大阪の人々に親しまれてきました。毎年1月の十日戎には全国から参拝者が訪れ、商売繁盛や福徳円満を願う福笹が授与されます。境内では商いに携わる人だけでなく、フリーランスや会社員など、結果を求められるすべての人が参拝に訪れます。


続いて訪れたい住吉大社は、全国に約2300社ある住吉神社の総本社。海の神様として知られる住吉三神と神功皇后を祀り、商売発達や心願成就のご利益で信仰を集めています。境内の「おもかる石」で願いごとの叶う軽さを試すのも、参拝の楽しみのひとつです。毎月最初の辰の日に行う「初辰まいり」は、商売発達を願う参拝作法として古くから伝わっています。お守りや授与品は、それぞれの社殿でいただけます。


https://www.imamiya-ebisu.jp/


https://www.sumiyoshitaisha.net/


【兵庫】西宮神社×長田神社コース(にしのみやじんじゃ×ながたじんじゃ)


兵庫県が誇る、えびす信仰の聖地を巡るコースです。西宮神社は全国に約3500社あるえびす神社の総本社で、地元では「西宮のえべっさん」と呼ばれています。商売繁盛や金運向上のご利益で知られ、1月の十日えびすでは開門と同時に本殿を目指す「福男選び」でも有名です。重要文化財に指定されている表大門は通称「赤門」と呼ばれ、境内に入る前から見ごたえがあります。


もう一社の長田神社は、日本書紀にも記された1800年以上の歴史を持つ古社。御祭神の事代主大神はえびす様とも呼ばれ、金運や福徳円満、商売繁盛のご利益で崇敬を集めています。室町時代から続く古式「追儺式神事」など伝統行事も豊富で、神戸市民から「長田さん」の愛称で親しまれる、地域に根づいた神社です。どちらも神戸・阪神エリアの電車で移動でき、1日で回りやすい組み合わせです。


https://nishinomiya-ebisu.com/


https://nagatajinja.jp/


【縁結び・良縁】を引き寄せる1日コース


【京都】下鴨神社×貴船神社コース(しもがもじんじゃ×きふねじんじゃ)


京都の洛北エリアを巡る、緑豊かな縁結びコースです。下鴨神社は正式名を賀茂御祖神社といい、世界文化遺産にも登録された京都最古級の神社。境内の末社「相生社」は、2本の木が1本に結ばれた御神木「連理の賢木」があることから、縁結びのパワースポットとして知られています。原生林が広がる「糺の森」を歩くだけでも清々しい気持ちになれるはずです。


次に訪れたい貴船神社は、水の神様である高龗神を祀る古社で、京都でも指折りの縁結びスポット。平安時代の女流歌人・和泉式部が夫との復縁を願って参拝したという逸話から、縁結びの信仰が広まったと伝えられています。境内の「結社」には縁結びの神様が祀られ、水に浮かべると文字が浮かぶ「水占みくじ」も人気です。どちらも叡山電車の沿線にあり、自然を感じながら1日を過ごせます。


https://www.shimogamo-jinja.or.jp/


https://kifunejinja.jp/


【奈良】大神神社×狭井神社コース(おおみわじんじゃ×さいじんじゃ)


日本最古とも言われる神社で、縁結びと健康を願うコースです。大神神社は本殿を持たず、三輪山そのものを御神体とする珍しい形式の神社。御祭神の大物主大神は出雲の大国主神と同じ神様とされ、古くから縁結びの神様として篤く信仰されてきました。山の辺の道の起点としても知られ、古代の空気を感じながら参道を歩けるのも魅力です。


境内から歩いてすぐの狭井神社は、大神神社の摂社で、大物主大神の荒魂を祀っています。病気平癒のご利益で知られ、拝殿脇には万病に効くと伝わる御神水も湧き出ています。良縁と心身の健やかさを合わせて願える、奈良ならではの組み合わせです。時間に余裕があれば、狭井神社から三輪山への登拝に挑戦するのもおすすめです。


https://oomiwa.or.jp/


【厄除け・開運】を叶える1日コース


【京都】晴明神社×八坂神社コース(せいめいじんじゃ×やさかじんじゃ)


平安時代から続く厄除け信仰を巡るコースです。晴明神社は、平安時代の陰陽師として知られる安倍晴明公を祀る神社。寛弘4年(1007年)、一条天皇の命により晴明公の屋敷跡に創建されました。境内には晴明公の紋である五芒星が随所にあしらわれ、魔除けや厄除けのご利益で知られています。晴明公が念力で湧出させたと伝わる「晴明井」もあり、病気平癒のご利益があるとされています。


続いて訪れたい八坂神社は、全国に約2300社ある祇園信仰の総本社。創祀は656年と伝わり、疫病退散を願う祇園祭でも知られる通り、厄除けや開運招福のご利益で長く信仰されてきました。境内には縁結びや美容にご利益がある摂社も点在し、あわせて参拝すると幅広いご利益を授かれます。


https://www.seimeijinja.jp/


https://www.yasaka-jinja.or.jp/


【滋賀】日吉大社×比叡山延暦寺コース(ひよしたいしゃ×ひえいざんえんりゃくじ)


平安京の鬼門を守ってきた、神社と寺院をあわせて巡るコースです。日吉大社は全国に約3,800社ある日吉・日枝・山王神社の総本宮で、平安京から見て鬼門にあたることから、都の魔除け・厄除けを祈る社として信仰されてきました。神様のお使いとされる「神猿」は「魔が去る」に通じるとして、厄除けや必勝祈願のシンボルになっています。境内には東本宮と西本宮があり、両方をお参りする人も多く見られます。


坂本ケーブルを利用してアクセスできる比叡山延暦寺は、伝教大師最澄が開いた天台宗の総本山。ご本尊を祀る根本中堂では、厄除けや心願成就を願う参拝者の姿が絶えません。開創以来灯り続けているとされる「不滅の法灯」も見どころのひとつです。神社と寺院それぞれの作法の違いを体感できるのも、このコースならではの魅力です。


https://hiyoshitaisha.jp/


https://www.hieizan.or.jp/


【学業成就・出世運】を叶える1日コース


【大阪】大阪天満宮コース(おおさかてんまんぐう)


「天満の天神さん」として親しまれる大阪天満宮は、学問の神様として知られる菅原道真公を祀る神社です。天暦3年(949年)の創建と伝わり、道真公が太宰府へ向かう道中に参拝したという由緒を持ちます。学業成就や合格祈願のご利益で有名なほか、立身出世や厄除けを願う参拝者も多く訪れます。境内には知恵を授かるとされる「撫で牛」や、縁結びの伝説が残る「星合橋」など見どころも豊富。毎年7月に行われる天神祭は日本三大祭のひとつに数えられ、船渡御や花火で街全体が賑わいます。


天神橋筋商店街からすぐという好立地のため、大阪観光の合間に立ち寄りやすいのも魅力です。ほかの6コースとあわせて、大阪滞在の締めくくりに訪れてみてはいかがでしょうか。


https://osakatemmangu.or.jp/


1日で複数社を巡るときの参拝作法


はしご参拝で気をつけたい心得


複数の社寺を1日で巡るときは、時間配分に余裕を持たせることが大切です。とくに授与所は夕方に早く閉まる社寺も多いため、御朱印やお守りを希望する場合は午前中から動き始めると安心です。また「一社ごとにきちんと感謝を伝えてから次へ向かう」という姿勢を持つと、慌ただしい移動のなかでも心を整えて参拝できます。


欲張って予定を詰め込みすぎず、2社程度を目安にゆとりを持って巡るのがおすすめです。電車やバスの乗り換え時間も考慮して、余裕のあるスケジュールを組んでおくと、道中の景色や街並みも楽しみながら参拝できます。


  • 授与所の受付時間を事前に確認しておく

  • 1社あたり20分から30分程度の余裕を見て移動する

  • 次の社寺へ向かう前に、その場で静かに感謝を伝える


神社と寺院、それぞれの基本作法の違い


神社での基本作法は「二礼二拍手一礼」です。深いお辞儀を2回行い、両手を2回打ち合わせてから願いごとを伝え、最後にもう一度深くお辞儀をします。一方、延暦寺のような寺院では手を打たず、静かに手を合わせて一礼するのが基本です。鳥居や山門をくぐる際は、中央を避けて端を歩くのがマナーとされています。神社と寺院が混在するコースでは、この違いを意識するだけで、より丁寧な参拝ができます。


  • 神社:二礼二拍手一礼、鳥居の端を歩く

  • 寺院:合掌して一礼、山門の端を歩く


おわりに:関西で運気を巡る一日旅へ


関西には、金運、縁結び、厄除け、学業成就と、願いごとに応じた社寺が近い距離に点在しています。今回紹介した7つのコースは、いずれも電車やバスで無理なく回れるルートばかりです。気になるご利益からひとつ選んで、1日かけてじっくりと運気を巡らせてみてください。訪れる社寺の数だけ、心を整える時間も増えていくでしょう。


季節を変えて別のコースを巡れば、その都度違う表情の関西に出会えるはずです。お守りや御朱印、参拝時間などの詳細は、訪れる前に各公式サイトで最新情報を確認してから出かけましょう。


YOKKA編集部

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【関西】1日で運気を巡る開運モデルコース7選|金運・縁結び・厄除けを巡る参拝ルート

情報提供元: YOKKA
記事名:「 【関西】1日で運気を巡る開運モデルコース7選|金運・縁結び・厄除けを巡る参拝ルート 」