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Lee
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なんだか研究所みたいですね(笑)。販売はしなかったんですか? Lee Lee Lee Lee Lee Lee Lee Lee Lee Lee Lee Lee
それより、ビール作りを学ぶことと自分たちが楽しく飲むために作ってたの。あと、ホームブリューイング(自家醸造)のコンペに出すようになった。プロのフィードバックがもらえるから。
最近のホームブリューイングもほとんどコンペ用だけなんだけど、勝つの大好き!もう15、6年やってるから、いい賞が取れるように、かーなーり戦略的に作るのよ(笑)。
うーん、大学院とかでも教えていたし、論文書き上げて教授を目指す気でいたかな。ポートランドに戻ってきてもこっちの大学で教えてたし。でも、1年くらい経って、なんか違うかもって気がしてきて。好きは好きなんだけど、自分の情熱は別のとこにあるなって。
そう。ビール作りの面白いアイディアがあったし、これで行けるんじゃないかって。
でも、プロとしての経験はなかったから、簡単に仕事は見つけられない。とはいえ、もう30半ばだったし、ビール作りを学びに学校には戻りたくなかった。
でね、ホームブリューワー・クラブに参加して、他のブリューワーとアイディアをシェアしたり、プロに会ったりしてインターンの口を探したの。初めてお客さんに販売するビールを作らせてもらったのが、Coalition Brewingってところなんだけど、結構、評判がよくて!すっごい嬉しかった。それで、しばらくそこで働かせてもらうことになったの。
まあ、プロになったとはいえ、15ガロンのスモールバッチだけだったんだけど、現場でいろいろ勉強させてもらったな。
その通り(笑)。いっつもビールのこと、考えてる。
実は、「グラウンド・ブレーカー」でもフルタイムでやらない?って誘ってもらったんだけど、このタイミングじゃないと思って。今は、ホームブリューイングはもちろん、クレイジーなアイディアを出してくるここの仲間と一緒に、本当に作りたいビールを作ってる。あと、ビールコンペの審査員もできるだけやるようにしてる。デザートや唐辛子の「食べ物」ビールの作り方
うん。食べ物の味のビールを作るのが大好きなの!中でも、伝統的なデザートを「分解」して、それを構成する要素を取り出して、ビールへと「翻訳」する作業が面白いと思う。
例えば、3色アイス「ナポリタン・アイスクリーム」のビールは、いちご、チョコ、バニラの風味が全部入ってて、飲んだ人がナポリタンアイスだって分かる。「ストロベリーレモネード」なら、いちごとレモンのフルーティーな酸味が鍵よね。デザートビールっていっても、デザートじゃないから、決して甘くはないんだけどね!
まず、ビールのスタイルを選ぶところから始めるんだけど、伝統的なビールのスタイルについては、ハンズオンでものすごく研究したから、その経験が役に立ってると思う。
レシピを作るときは、まず、ベースになるビールのスタイルを選んで、それをどうやって思いの味に近づけるか、例えば、酸味を出すにしても、レモン風味のホップを使うとか、サワービールのように発酵の過程で酸味を出したり。それも自然発酵なのか、酵母入れるのか…素材はもちろん、そのプロセスの良い点と悪い点は何か、どこで問題が起きそうか、とか、そういうことをじ〜っくり考えていくの。
そう。新しい味だけじゃなくて、誰かが作ったレシピを自分で改良する時も、問題の発見と解決というアプローチで取り組むの。私は、ワインとかミードとかビール以外の発酵飲料も作っているから、そういう知識が役に立っていると思う。意外とビール業界内では話し合っても、他の業界とは繋がっていなかったりするからね。
そう。あれは苦労したー。でも、一番気に入ってるのは、唐辛子シュバルツ!
唐辛子のキックもあるけど、それより旨味が凝縮していると思う。まだ商業用には作っていないんだけど、一番の自信作!このブルワリーから「She Brew」に出そうかなとも思っているの。女子ならではのビール
うーん、違うといえば違う。表面化するのは些細なことかもしれないけど。
例えば、SheBrewのホームブリューイングコンペには、100以上のビールのエントリーがあるんだけど、プロの審査員たちが驚くほどレベルが高い。女性は、9割以上自分が適任だって思えて初めて求人に応募するっていう研究結果があるんだけど、ビール作りでもやっぱり何度もやり直して、「これがベスト」ってものだけをコンペに出すみたい。そういった意味では、クラフトに対するアプローチが違うかな。日本のビール女子へのメッセージ
そうねー、まあ女子だけじゃなくて、みんなに当てはまるんだけど、誰にも「君はこれが好きだろ」とか「これが君に合う」なんて言わせないこと!自分の口で決めなきゃ!
それから、いろいろ冒険してほしい。例えば、1つのスタイルのビールを飲んで、あんまり好きじゃないと思っても、別の人が作ったそのスタイルのビールは美味しいかも知れない。同じスタイルのビールでも、作り方や素材の割合で味は変わるから。とにかくいろいろ飲んで欲しい!
お話を聞いて、ますますビールは奥が深いと思いました。今日はどうもありがとうございました!