オレゴン州最高峰の山で飲む、格別のクラフトビール。

こんにちは！ポートランド在住の東リカです。
先週末、ポートランドからもよく見える美しい山「マウント・フッド（Mt. Hood）」へ初スキーに行ってきました。
私にとってスキーと言えば、合間にロッジで飲むマウント・フッド近郊のビールも楽しみの1つ。今回は、人気ブルワリー「Double Mountain Brewery」が『マウント・フッド・メドウズ』というスキー場の50周年を記念して作ったビールと出会いました。

マウント・フッドのスキーとビール

マウント・フッドは、万年雪を抱くオレゴン州最高峰の美しい山です。ポートランド市内からもその姿はよく見え、街のシンボル的な存在になっています。
1年を通して、アウトドア派のポートランドっ子がマウント・フッドを訪れますが、特に冬場はスキー客で賑わいます。
マウント・フッドにある「ティンバーライン」や「マウント・フッド・メドウズ」といったスキー場では、近郊にブルワリーが多いせいか、はたまたクラフトビール好きがたくさん訪れるせいか、いくつもの美味しいクラフトビールをタップで楽しむことができます。
晴れた日はデッキで、吹雪の日は暖かなロッジの火の側で、雪遊びの合間に飲むクラフトビールは格別です。

「メドウズ」スキー場50周年記念ビール

私たちがスキーに出かけたのは、今年の1月に50周年を迎える「マウント・フッド・メドウズ」です。このスキー場は、マウント・フッド最大のスキー場で、大人から子供まで楽しむことができます。
食事ができる場所も充実していて、麓のロッジには2つのフルサービスレストラン、山中にもビストロやカフェがあります。

山中にあるビストロで、眼下に雪景色を眺めながらのビールも良かったのですが、今回はスキーレッスン終了後の子供たちのお迎えもあったため、山の麓のロッジ内にある「アルペンチューブ・レストラン（Alpenstube Restaurant）」でランチとビールをいただきました。
地元の食材を使ったNW（アメリカ北西部）料理と、マウント・フッド近郊を中心にしたオレゴン州と南ワシントン州にあるマイクロブルワリーのビールが売りのこちらのレストラン。
ハンバーガー1つとっても地元のアンガス牛100%にこだわるという、スキー場のレストランとは思えないクオリティの高さです。

11種類の樽生ビールから私が選んだのは、「Double Mountain Brewery（ダブルマウンテン・ブルワリー）」の『50^th Anniversary A-Zone IPA』。スキー場の50周年を祝って作られたものです。
スキー場のあちこちでもポスターとして見かけたビールのラベルは、メドウズのトレイルマップになっています。
ダブルマウンテン・ブルワリーのブルーワー、Matt Coughlin氏のインタビュービデオによると、メドウズの友人と協議しながら、雪山で遊ぶ合間に楽しめるビールとして生まれたそうです。
美しいアンバーカラーのIPAは、爽やかですが、ドライ過ぎず、しっかりとした味わいです。アルコール度数は6.8%。スキーをしている間中、「早くのみたい〜」と思っていた私の期待にしっかり応えてくれました。

ダブルマウンテン・ブルワリーとは

さて、このビールを作った「ダブルマウンテン・ブルワリー」は、マウント・フッドの北側、コロンビア渓谷沿いに位置するフッドリバー市に2007年に創業しました。清涼な氷河の水と地元産のホップを使うことで知られています。
フッドリバーのブルワリー＆タップルームは、ビールはもちろんピザも美味しいと評判で、夏場を中心にポートランドからも大勢の人が訪れます。2016年8月には、ポートランドのウッドストック地区にもタップルームがオープンしました。ポートランドに来たら、ぜひトライしてみてくださいね。