ふとした瞬間に金木犀の香りが漂い、秋が深まっていくのを感じる10月。空気はからりと心地よく、少し遠くまで歩いてみたくなったり、旬のおいしいものを求めて出かけたくなったり。暑かった夏を越えて、ようやくゆっくり楽しめる季節がやってきました。秋の夜長には、お気に入りのビールを片手に、いつもより少しだけのんびりと過ごすのもよさそうです。

2026年10月も、イラストレーター・natsuruによる、ビールとの日常を描いたビールカレンダーをお届けします。月はじめの気持ちの切り替えとともに、スマートフォンの画面をビールで染めてみませんか。


連載「いつもの日常に、わたしとビールと。」

おうちでゆったりとくつろいでいるとき、はたまた外へでかけたとき。いつでも、どんなときでも寄り添ってくれるビールたち。そんなビールと過ごすなにげない日常を、イラストレーターnatsuruが描きます。


(これまでの「いつもの日常に、わたしとビールと。」はこちら)


一杯から広がる旅



空が高くなって金木犀も香り、吹く風にも少しずつ冷たさが混じりはじめる10月。夏のあいだは遠ざかっていた散歩も心地よくなり、休日になると、いつもより少し遠くまで歩きたくなる。

たっぷり歩いて家に帰り、冷蔵庫から取り出したのは、スワンレイクビールの『SESSION IPA』。グラスに注いでひと口飲むと、柑橘やトロピカルフルーツを思わせる華やかな香りがふわり。爽やかな苦みと軽やかな飲み口が、歩いたあとの心地よい疲れにすっとなじんでいく。

「スワンレイクビール」は、ブルワリーのほど近くにある新潟県阿賀野市の瓢湖(ひょうこ)の近くに醸造所を構えている。瓢湖は白鳥の渡来地として知られ、毎年10月になると白鳥たちが少しずつ姿を見せはじめる場所だ。ちょうど今ごろ、遠く離れた瓢湖にも白い羽が舞い降りはじめているのだろうか。

いつもの一杯から広がった想像は、いつしか「いつか行ってみたい」という気持ちに変わっていく。気づけば、次の旅の目的地は自然と決まっていた。ビールを飲む時間には、ときどき遠くの景色へ連れていってくれる、そんなたのしみもある。

Illustration:natsuru(@NaTsuRuuuu)
Text:山吹彩野

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情報提供元: ビール女子
記事名:「 【ビールカレンダー2026年10月】いつもの日常に、わたしとビールと。一杯から広がる旅 」