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具体的には、「デブ」、「うるさい」、「バカ」、「クソ」、「死ね」、「消えろ」、「カス」などの悪口。
また、被害児童は複数の児童から、殴る・たたく・踏みつけるといった暴力も受けていた。
被害児童のランドセル、上靴、運動靴、筆箱が隠されたり、盗まれたりもした。
さらに、被害児童が女子トイレに無理やり入れられ、その後「キモい」と言われて、教室から閉め出されたことも。
なお、学校は担任などがいじめ対応は行っていたものの、発生から1年間、組織的な対応を行わなかった。
調査委員会は、校長はリーダーシップを発揮できず、副校長は対応に問題があったと指摘。
そのため、「いじめをやめさせる、有効な指導が行われなかった」との見解を明らかにした。
一方で被害児童の保護者は、「私たちが求めていたものは、単に『重大ないじめがあった』という認定ではなく、どういういじめがあったのか、息子がどういう仕打ちを受け、何に苦しんだのかを明らかにすることでした」。
「起こった事実を、そのまま伝えてほしいということだけです」。
「多方面への聞き取りにより、多くのことを明らかにしてくださった調査委員会ではありますが、最後は、完成した調査報告書と概要版を一方的に読み上げ、こちらの要望は一切受け付けずに幕引きを図るというのでは、一体誰のための調査であったのかと、首をかしげざるを得ません」と訴えている。