桑田佳祐、中山律子さん追悼「太陽のような美しいほほ笑み」ボウリング界の新スター登場も願う
サザンオールスターズ桑田佳祐(70)が、7日放送のTOKYO FMレギュラー番組「桑田佳祐のやさしい夜遊び」(土曜午後11時)に生出演。7日に訃報が発表された、元プロボウラーの中山律子さんを追悼した。
桑田は折に触れ、幼少時から親しんだボウリングへの愛を公言。サザンの楽曲「LOVE AFFAIR~秘密のデート」には「ボウリング場」の歌詞が登場する他、2019年以降は複数回、桑田の名を冠した公式大会「KUWATA CUP」を開催している。憧れの選手として中山さんの名もたびたびあげている。
桑田は番組で「ご訃報が届きました。プロボウラーの中山律子さんがお亡くなりになりまして。私は仲良くさせていただいて」と交流があったことを紹介しながら「1年ぐらい前に、中山律子さんのご体調が、そんなに良くないかもしれない、なんてことをうかがっていた」と明かした。
続けて「1970年ですか、あの有名な。中山律子さんが、テレビ朝日…当時はNETって言ったんですけど、ボウリング番組が毎週水曜にやってまして。私はボウリングが大好きですから。その時の対戦相手は海野房枝さんという相手だったんですけど。その時ですよ、あの有名な。女子プロボウラー初のパーフェクト。あれ、テレビ中継で初めてパーフェクトゲーム、300点をやられたのが中山律子さん」と振り返った。
桑田は「後ろで最大のライバルと言われる、この方もお亡くなりになったんですけど、須田開代子さんという方も見守る中、300を出されて。ストレートボールに近い球種で」と回想。「画面で見ているとポケット薄めに当たるんで、私なんかちょっとやってたもんだからヒヤヒヤして、テンピン(10番ピン)残んないかなと思って。ところが薄めでもね、8番ピンだけがぱーっと残ったのが、横からピンが飛んできてポーンって倒れたのかな。そんなことあって、最後の12投目、ストライクですよ。その瞬間、ボウリング界、テレビの世界も含めてスターが誕生したと思って。俺高校1年生だったかな、中3だったかな」と当時の衝撃を語った。
また「中山律子さんが、すごく素敵なのは、その瞬間ね、両手を高くしなやかにあげて。なおかつ笑顔だったんですよ。300出して、感動ですよ。後ろで見ている皆さん泣いている方もいらっしゃって、ご本人は涙じゃなくてね、笑顔なの。太陽のような美しいほほ笑みだった。それが世の中を動かした瞬間、我々見れたんですよ。歴史が変わった瞬間」としみじみ語った。
桑田は中山さんについて「東京タワーボウリングセンターというところに所属されていて、東京タワーの非常階段、鉄の階段を毎日かけあがって、トレーニングで。強靱(きょうじん)な足腰を作られたということで。華やかな活躍の裏に、そういうのを聞いておりました。ボウリングファンとして。女子プロ1期生ですから。女子プロ1期生として人知れずの努力、葛藤をされた方だと思いますけど」としのぶと「どうか、中山律子さんを超えるスターがまた日本のボウリングの世界から、どうか出て来ますように」と願いながら「中山律子さんのご冥福をお祈り致します」と結んだ。
中山さんの訃報は、日本プロボウリング協会が7日、発表した。84歳。ここ数年は病気で療養していた。
中山さんは1969年に女子プロ第1期生としてデビュー。70年にはテレビ中継で女子プロ初のパーフェクトゲームを達成し、71年には「さわやか律子さん」のテレビCMで全国的な人気を博すなど、日本に一大ボウリングブームを巻き起こした。