坂本冬美が40周年記念公演「幸せでした。欲張って50周年を目指します」
演歌歌手坂本冬美(59)が4日、東京国際フォーラムでデビュー40周年記念公演を行った。
87年発売のデビュー曲「あばれ太鼓」、新曲「遠い昔の恋の歌」「ひらり」などのオリジナルや、歌手を志すきっかけになった石川さゆりの「津軽海峡・冬景色」などを熱唱した。
浪曲師だった二葉百合子さん(95)から受け継いだ「岸壁の母」を歌唱する際は「平和への願いを込めて、全身全霊、魂を込めて歌います」と誓った。NHK紅白歌合戦にも37回出場している坂本だが、歌う意味に悩み、02年に引退覚悟で活動を休止したこともあった。復帰したのは約1年後。「あの時、歌人生のどん底から救い出してくれたのが二葉先生でした」。歌う意味を思い出させ、浪曲の強い声を伝授した二葉さんはこの日、まな弟子の雄姿を客席から見守っていた。
終盤では「今日は華やかな40周年を迎えることができました」と満員の約5000人に感謝。「恩師の(作曲家)猪俣公章先生も驚いているでしょうが、一番驚いているのは私です。今日は幸せでした。欲張って50周年を目指します」。
来年2月には約4年半ぶりとなる明治座の座長公演が決まっている。50周年への一歩になる。【松本久】