玉川徹氏(2019年撮影)

元テレビ朝日社員の玉川徹氏が、13日放送の「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜午前8時)に生出演。中居正広氏の女性トラブルをめぐる騒動で揺れるフジテレビの親会社フジ・メディア・ホールディングス(FMH)の株価上昇と「新たな大株主登場」についてコメントした。

番組ではFMHの株価が年初から58%上昇となる2718円に達し、その要因として資産運用会社レオス・キャピタルワークス(以下レオス社)が、先月~今月にかけて250億円を投じてFMHの株式約5%を保有したことを紹介。レオス社の藤野英人社長が「目的は純投資。元々国内のメディア株全般は割安だと考えていた」と説明し、FMHの不動産の価値、収益を評価していることや「株主提案などをすることはない。議案が出てきたら個別に判断する」と語っていることも伝えた。またFMHが不動産事業で大きな利益があり、投資家目線ではこれまでの株価が「割安」との見方があることも報じた。

司会の羽鳥慎一から「フジテレビは4月以降、番組制作、現場はどうなっていくんだろう」と話題を向けられると、玉川氏は「今回、フジテレビの社員の方に取材をしたんですけど」と前置きして説明。「今後どうですか、どういう風に見てますか、と聞いたら、『年内に、なんとかCMが復活できれば』と。『年内』って言ったんですよ」と明かした。

羽鳥に「4月以降、は難しい、ということですか」と聞かれると、玉川氏は「僕も、例えば夏ぐらい、とかそういう風な感覚なのかなと思ったら『年内』って言う話なんですよね」と話し、理由を説明した。まず「話をうかがってみると、ひとつはもう辞められました前の会長、嘉納(修治)さんが『お金(蓄え)あるから大丈夫』って、社員説明会でそれを語っている。そういう部分があるので、耐えられる、という風なところがひとつ」。続けて「それからやっぱり、春とか夏とかで復帰できるような、そういう風な甘い状況じゃないという風に社員の方たちは考えている」と紹介した。

玉川氏はさらに「第三者委員会で出てくる内容によっては、3月いっぱいで結果出ました、4月に例えば役員総退陣します、みたいなことがあっても、内容によってはそれだけで済まない可能性もある。そうとう危機感持っているな、という感じではありましたね」と、フジテレビ社員に聞いたという声を紹介。羽鳥に「(フジ社内の)士気、気持ちはどうなんですか」と質問されると「けっこう皆さん言うらしいですけど、とりあえず今、下がるところまで下がっているから、ここからは上がるしかない。そのためにはどうしても、経営陣は退いて欲しいという感覚を皆さん持っているようですね」と語った。

情報提供元: 日刊スポーツ_芸能
記事名:「 玉川徹氏「フジテレビ社員に取材した」CM復活の見通し「どうしても経営陣は退いて欲しい」