芦田愛菜の泣き芸に阿部サダヲら共演者も興味津々 芦田の答えは…
芦田愛菜(22)阿部サダヲ(54)が23日、都内で、映画「はたらく細胞」(武内英樹監督)メガヒット舞台あいさつに出席した。
同作は、人間の細胞を擬人化した斬新な設定で人気となり、テレビアニメ化もされた同名漫画の実写映画化。2人は原作にない人間パートに出演。芦田は健康でまじめな高校生の漆崎日胡、阿部は不摂生にもほどがある父茂を演じる。13日の公開から10日間で128万人を動員、興行収入は17・5億円となっている。
実は、この人間パートが感動的で大号泣できる作品でもある。同席した永野芽郁(25)は「試写で大号泣した」と明かし、「台本読んでいたのに大号泣で恥ずかしかった」。佐藤健(35)は「僕は感受性が高いので、映画では全部泣く」としたが「崩れ落ちて泣いた」という。
阿部は「リハから泣けたし、家族も見てくれて泣いた」としたが、家族からは「クラゲに刺されるシーンで冷めたって言われた」と苦笑した。
芦田は「阿部さんが一生懸命伝えてくださるシーンがすてきで。阿部さんの顔を見ると泣けてくるというか、自然にありがとうが出てきました」。
阿部は「本当に具合が悪くなっているようで、かわいそうなくらいだった」と話すと、「本当に具合が悪かったんじゃないの?」と問いかけた。「どうやって泣いてるの? 昔からだよね、あなたは」と芦田に泣き芸の極意を聞いたが、芦田は「場所が自然にそうさせたというか…」と返した。
佐藤は思わず、子どものころとの泣き方の違いを聞いた。芦田が「子どものころは悲しいこととか思って泣いていたけど、最近は役の気持ちでですね」と答えると、佐藤は「大人になられた」と感慨深げ。
武内監督は人間パートを「原作にないのが売りなので、それを出すのは禁じ手で不安だった」としたが、「結果的に人間パートがあってよかったと言う声をいただけて、やってよかった」と話した。