武田真一アナウンサー(2024年6月撮影)

元NHKでフリーの武田真一アナウンサー(57)が23日までにインスタグラムを更新。能登半島地震から間もなく1年となるが、復旧の進まない現地の状況に思いをつづった。

武田アナは、甚大な被害を受けた石川県珠洲市の現状を撮した写真をアップ。家屋が倒壊したまま放置され、がれきも撤去されず山積みになっている現地の様子に、「まもなく1年が経つというこの風景 皆さんはどうお感じになるだろうか」と問いかけ、「半年前、私はこの風景を前にやり場のない怒りを感じました。しかし、今は怒りでも、悲しみでもない途方もない無力感を感じています」と率直な胸の内をつづった。

「この一年 行政も、支援にあたった人たちも そしてもちろん被災された人たちもできる限りの努力をして少しでも前へと頑張ってこられたと思います」とした上で、「しかし、だからこそ、この現状を前に言葉がありません」と吐露。「被災者の皆さんはこう言っていました。ひとりでも多くの人に能登の今を知ってもらいたい 美味しいものも 美しい景色もたくさんあります。能登を応援してほしい。私たちとつながってほしい」と被災者の切なる願いを記した。

情報提供元: 日刊スポーツ_芸能
記事名:「 元NHKアナ「やり場のない怒り」→「途方もない無力感」能登半島地震から1年…復旧進まぬ現状