柄本佑「『光る君へ』な1年」を終え25年は「自分で長編映画を撮るべく」監督業挑戦へ意気込み
柄本佑(38)が21日、都内で初の著書となるファーストフォトブック「1(いち)」(講談社)の会見を開いた。席上で「自主映画の公開もできたので、自分で長編映画を撮るべく、動かねばならないなと思っています」と、長編映画監督作に挑戦する考えを明らかにした。
柄本はこれまで、自主製作で短編映画を製作してきた、監督しての顔も持つ。WOWOW開局30周年記念プロジェクトとして21年1月に放送された「アクターズ・ショート・フィルム」では、磯村勇斗、白石隼也、津田健次郎、森山未來とともに職業としての監督業に初挑戦。地元の東京・下北沢を舞台に、森山直太朗を主演に起用したヒーローものの短編映画「夜明け」を手がけた。
23年1月7日には、弟の柄本時生(35)も出演した短編集「ippo」も公開した。柄本は「1」というタイトルに決めた理由を聞かれ「デザイナーさんに、ご提案いただいた。シンプルなのが良い。自主映画で『ippo』というのを撮っていて、ゆかりがあると思った」と語った。
5日前の16日に誕生日を迎え、38歳になったことを受けて、サプライズでバースデーケーキを贈られた。柄本は「TASUKUって書いてある」と喜び、取材陣の求めに応じ、ピースサインを見せた。
そして、2025年の目標を聞かれると「毎年、そうですが、早寝早起き、健康第一、家内安全」と答えた。その上で、藤原道長役を演じ、15日に最終回の放送を終えたNHK大河ドラマ「光る君へ」を踏まえ「『光る君へ』のスタッフ、共演の方に恥じないよう精進したい」と決意を語り、その後に長編映画監督作の製作への意欲を吐露した。
柄本は会見の中で、今年を振り返り「『光る君へ』な1年でしたね」と振り返った。それだけ、大切な思いがこもった作品を終え、今度は演者ではなく、監督として大きな一歩を踏み出す意気込みを示した。