遠野なぎこ(2015年7月撮影)

俳優遠野なぎこ(44)が5日、インスタグラムを更新。数カ月間に渡って出来ずにいたという家事について明かし、精神的に苦しんだ期間を振り返った。

遠野は「あのね、私ね。皆んなにずっと言えなかった事があるの。正確には、身近な友人達にも誰にも。あ、メンタルクリニックの先生にだけには唯一打ち明けていて。本当に悩んでいて、苦しんでいて」と切り出した。

「それはね…この数ヶ月の間、キッチンの洗い物を一切出来なかった事」と告白。「『何だそんな事』と、思う人は多分心が健康な人。“ズシンッ”と心が重くなる人は、多分私と同じように鬱傾向にある人」だとし、「もうね、自分の事が許せなくて許せなくて。

“たかが洗い物”じゃないのよ。自分には生きている価値がない。自分は人間じゃない。生きて許されるべき人間ではない。そこまで思い詰めるの」と、精神状態について説明した。

「本当にこの数ヶ月間、ギリギリの所で生きていた気がする」と振り返ったが、今日になって突然「何故か、何故か急に勇気が出たの。一歩を踏み出せたの。狭いキッチンだけど、数時間夢中になって掃除をして。不要な物は捨てて。必要最低限な物だけに選別して、清潔に洗って」と行動することが出来たという。

「素人レベルだけど、すっーーーごっくスッキリした!!何か、ちょっと大袈裟じゃなくて…泣けてきた。出来た、出来たよ私…って。また一つ、人間に戻れた。また一つ、生きていていい理由を見つけたよって」と感激。家事を再開することができたことを報告し、自身と同じように苦しむ人々に向け「どうよ!?ちょっとは希望持てるでしょ笑 たった数日の間の事だよ!?一緒に頑張ろうねー!!いつでも一緒に居るからねー」と呼びかけた。

情報提供元: 日刊スポーツ_芸能
記事名:「 遠野なぎこ、数カ月間”できなかったこと”告白「自分の事が許せなくて許せなくて…」