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筋肉量をアップさせるにあたり、行っておきたいことがあります。それは、筋肉量の平均値とご自分の筋肉量がどれくらいあるのかを知ることです。
筋肉量の平均値は、女性で17~18kg、男性で24~26kgと言われています。ご自分のおよその筋肉量は、次の公式を用いて求めることができます。
除脂肪体重(kg)÷ 2 = 筋肉量(kg)
体重(kg)× 体脂肪率(%)= 体脂肪量(kg)
体重(kg)- 体脂肪量(kg)=除脂肪体重(kg)
例えば体重が55kgで体脂肪率が25%の方の場合のおよその筋肉量は、20.6kgになります。
55 × 0.25 = 体脂肪量13.7kg
55 - 13.7 = 除脂肪体重41.3kg
41.3 ÷ 2 = 筋肉量20.6kg
筋肉量アップには筋肉を鍛えるエクササイズを行う必要があり、その一つとして入れておきたいエクササイズが「ヒップリフト」です。
なぜならヒップリフトを行うことで、下半身の中でも大きな筋肉である「大殿筋」が鍛えられるからです。
お尻の筋肉である大殿筋は下半身の中で大きな筋肉の一つなので、鍛えれば効率よく筋肉量アップさせることができると言えます。
では、ここで「大殿筋に効くヒップリフトのフォーム」を改めて確認しておきましょう。
10~15回を1分~1分半の休憩を入れながら、3セット行います。
ヒップリフトは2つのポイントを踏まえるだけで大殿筋に効かせることができます!
1つは、膝の真下にかかとを位置させることです。その上でかかとで床を押すようにしてお尻を持ち上げるようにすると、大殿筋への効果が感じられるようになります。「お尻よりも太もも裏に効いてしまう…」という場合、かかととお尻の間隔が広すぎることが考えられます。
もう一つのポイントは、膝とお腹が一直線となるようにお尻を上げることです。大殿筋には「股関節を伸ばす」という働きがあるからです。そのため膝とお腹を結ぶラインが一直線となるようにお尻を上げるようにすると、大殿筋に効かせられるようになります。
ヒップリフトは下半身の中でも大きな筋肉である大殿筋が鍛えられるので、効率よく筋肉量をアップさせることができます。
そのヒップリフトによる筋肉量アップ効果を更に高めるコツは、「スクワット」と組み合わせて行うことです。
具体的には、スクワットを10回行ったら、休憩を入れずにすぐにヒップリフトを10回行うようにします。
スクワットとヒップリフトは、共に大殿筋が鍛えられるエクササイズです。
このように同じ筋肉を鍛えるエクササイズを2つ続けて行うトレーニング法を「コンパウンドセット法」と言い、筋肉に大きな刺激を与えることができます。
「通常のヒップリフトでは、筋肉量アップには物足りなく感じる…」という場合、片脚でヒップリフトを行う「シングルレッグ・ヒップリフト」がお勧めです。
基本的なやり方は通常のヒップリフトと同じですが、骨盤が捻じれやすくなるので骨盤が捻じれないように注意しましょう。
片脚でヒップリフトを行うことで大殿筋への負荷が大きくなる上、左右の筋力バランスを整える効果も期待できるようになります。
今回は「ヒップリフトによる筋肉量アップ効果を高めるコツ」についてお伝えしました。
ヒップリフトは下半身の大きな筋肉の一つである大殿筋が鍛えられるエクササイズなので、効果的なフォームで行えば効率よく筋肉量を増やすことができます!
「筋トレは毎日行った方がよいのですか?」というご質問を受けることがありますが、毎日行わない方がよいです。なぜなら筋肉量アップには、休養も必要となるからです。
筋トレで刺激を受けた筋肉は、その後に栄養と休養をとることで筋肉量アップにつなげることができます。
筋トレは筋肉にストレスを与えているので、休養をとらずに筋トレを行ってしまうと、ケガにつながってしまう危険性が高くなります。そのため、安全かつ効果的に筋肉量を増やすには、必ず休養日を挟みながら筋トレを行うようにしましょう。