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多くの人を悩ませている花粉症。花や木々が色づく春の明るい気分を邪魔する厄介者です。代表的な症状には、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、さらに目のかゆみや充血など、人によって様々な症状が現れます。
花粉症で鼻水をかむことが増えると、鼻周りが赤くなってしまったり、鼻の周りのファンデーションやコンシーラーが取れやすくなってしまったりといった悩みが生じやすくなります。
さらに、目のかゆみによって涙が出てしまうという方は、アイメイクが崩れやすくなってしまうなんてことも。
さらに厄介なのが、花粉が肌に付着することによって、肌荒れも生じてしまうことがあるということ。肌がカサカサしてしまってファンデが綺麗に乗らなかったり、赤みが気になったりといった悩みを抱えている方も少なくないでしょう。
「花粉症でメイクが崩れるからメイクしたくない!」と思う方も多いかもしれませんが、実はそれはNG。肌に直接花粉が付着してしまうため、肌荒れにつながりやすくなってしまいます。
それどころか、紫外線や乾燥などのダメージをダイレクトに受けてしまうので、花粉による影響も大きくなってしまうかも。花粉症がつらいときだからこそ、最低限のメイクで肌を守ってあげるようにしましょう。
花粉症のときこそメイクで素肌を守りながら、春を楽しみたいもの。ここからは、花粉症での悩み別にメイクテクニックをご紹介します。
まずは素肌を守るためのベースメイク。しっかりとした保湿ケアの後、保湿成分の多いメイク下地やリキッドファンデーション、クッションファンデーションを使ってベースメイクを仕上げていきましょう。
このとき気を付けたいのが、パウダリーファンデーションなど粉状のアイテムを使うのは避けること。粉状のアイテムは細かい粒子に肌が反応していまい、肌荒れしやすくなってしまいます。
マットな肌に仕上げたい場合は、プレストパウダーでテカリが気になる部分をそっとおさえてあげるようにしましょう。コンシーラーなどもクリームタイプなどを選ぶようにすると、なお効果的です。
花粉症による鼻水やくしゃみに悩まされているという方の多くは、鼻の周りの赤みや肌荒れ、そしてメイク崩れが気になるという方が多いようです。
鼻の周りの赤みが気になるとき、どうしても鼻の周りのメイクだけ濃くしてしまう……という方も多いようですが、そうすると鼻水をかんだときなどに崩れやすくなってしまいますよね。
さらに、メイクを濃くするほど肌が乾燥しやすくなり、肌悩みが増えてしまいます。
鼻周りのメイクが崩れやすいときには、コンシーラーで隠すのではなく、コントロールカラーを使うのがおすすめ。肌の赤みに効果的なのは、反対色であるグリーンのコントロールカラーです。特にイエローグリーンのコントロールカラーを使うと、自然に肌の赤みを抑えることができます。
1日に何度も鼻をかんでしまう……という方の場合は、鼻の周りのベースメイクはコントロールカラーだけにして、ファンデーションは塗らないようにしましょう。プレストパウダーで少しだけ抑える程度にすると、鼻をかんだときもメイク崩れが気にならなくなります。
鼻の不快感を防ぐなら、香りの力を借りるのもおすすめ。鼻水や鼻づまりに効果的なアロマとしてよく知られているペパーミントが配合された香水などを使うのもいいですね。
私たちの目は繊細でデリケート。粘膜が花粉の影響を受けると、かゆみや充血が生じたり涙が出てしまいますし、目の周りの皮膚までかゆくなってしまうということもあります。
そんなときのアイメイクは、ベースメイクと同じように、パウダータイプのアイシャドウよりも、クリームタイプやリキッドタイプのアイテムがおすすめです。パール感やラメ感が強いアイテムも控えて、マットに仕上げるようにしましょう。
マスカラの選び方も重要。マスカラを塗っているとどうしても花粉がまつ毛に付着しやすくなってしまうので、繊維が入っていないものを選ぶようにしましょう。
さらに、ウォータープルーフのアイテムを選べば、涙や目薬で落ちてしまう心配もありません。
アイラインを引く時も注意が必要。普段通りに目元のキワにアイラインを入れてしまうと、刺激になってしまいますし、涙などでヨレやすくなってしまいます。
肌当たりの優しいジェルライナーやリキッドアイライナーを目尻だけに引けば、目を刺激せずに印象的な目もとに仕上げることができます。
目の周りのかゆみが気になるときに一番気を付けたいのが、下まぶたのメイク。濃くすると滲みやすくなってしまうので、下まぶたに濃いめのシャドウを入れたり、ラインを引いたりするのは避けましょう。
ベージュ系など薄めのカラーで涙袋を強調したり、目元を明るく見せるのがおすすめ。
花粉症シーズンの肌はとても敏感。メイクの後のクレンジングでもダメージを受け、荒れてしまいやすくなっています。メイクに使うアイテムも、クレンジングが不要なお湯で洗い流せるタイプのものを選ぶとより良いでしょう。
悩みにあわせたメイクテクニックを覚えて、花粉症シーズンでもメイクを楽しみましょう!