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7200kcal × 2kg = 14400kcal
14400kcal ÷ 30日 = 480kcal
摂取カロリーが480kcalマイナスになるようにします。
この時のポイントは、「摂取カロリーを減らす」というよりも「消費カロリーを増やす」ようにすることです。なぜならば摂取カロリーを減らそうとすると、筋肉量が減少して基礎代謝の低下を招き、リバウンドしやすい状態となってしまう可能性が考えられるからです。
それでは消費カロリーを増やすには、どのような食事の摂り方を心がけたらよいのでしょうか。
「消費カロリーを増やす食べ方のコツ」として、以下の3つが考えられます。
では、詳しく解説していきましょう。
まず1つは、朝食をしっかり摂るようにします。朝、目覚めたばかりのカラダは体温が低い状態ですが、朝食を摂ることで体温が上昇します。
体温が1℃上昇すると基礎代謝量は13%アップするので、基礎代謝アップにつなげることができます。
基礎代謝は一日の総消費エネルギー量の70%を占めていることから、基礎代謝がアップすることで消費カロリーを増やすことができると言えます。
朝食は、糖質やタンパク質だけでなく、ビタミンやミネラルなどバランス良く摂るようにしましょう。具体的には、「ご飯」に「お味噌汁」、「納豆」や「卵料理」、「焼き魚」だけでなく、「サラダ」、そして「ヨーグルト」に「フルーツ」も組み合わせて摂るようにします。
カラダを温める食べ物を積極的に摂ることで、内臓の働きが活発になったり体温が上昇したりするので、基礎代謝がアップし消費カロリーを増やすことができます。
ここで言う「カラダを温める食べ物」というのは、ゴボウやショウガ、レンコン、ネギ、ニンジン、カボチャなどといった「根菜類」のことです。
根菜類には水分が少なく、血行促進作用がある「ビタミンE」とタンパク質の働きを助ける「ミネラル」が豊富に含まれているため、カラダを温める食材と言われています。
「豚汁」や「けんちん汁」などは、根菜類をたっぷり摂ることができ、カラダが温まるのでお勧めです!
そして食事は、一日の中で数回に分けて摂るようにします。そうすることで、筋肉量減少による基礎代謝の低下を防ぐことができるからです。
食事の回数を減らすと、空腹状態が長くなります。そうなるとカラダにエネルギーが入ってこなくなるため、カラダは筋肉を分解してエネルギーを作り出してしまいます。その結果、筋肉量が減少し基礎代謝が低下してしまうことになります。
そこで食事を数回に分けて摂るようにすることで空腹状態を防ぐことができ、筋肉量減少による基礎代謝の低下を防ぐことができると言えるのです。
また、食事を分けて摂ることにより、食べすぎによるカロリーオーバーを防ぐことができるという効果も期待できます。
ここでのポイントは、一日に摂る食事の量は変えないということです。例えば今まで朝昼兼で食事を摂っていたとしたら、その食事を朝食と昼食に分けるようにします。
今回は、「お腹周りについた脂肪を落とすために食事で心がけるべき点」についてお伝えしました。
前回お伝えした、お腹周りについた脂肪を効率よく落とすコツを踏まえて運動に取り組みながら、今回ご紹介した食べ方を実践することで、すっきりしたお腹周りを手に入れることができます!
お腹痩せやダイエットを成功につなげるためには、やはり運動だけでなく食事も重要と言えます。「効果的な運動ができているのに、お腹周りについた脂肪が落ちない…」という場合は、食事の摂り方を見直してみてはいかがでしょうか。
ご自分の食事の摂り方を客観的に知るには、「日頃、何をどんなタイミングでどのくらい摂っているか」をノートに記録することをお勧めします。ノートに記録をつけるのが面倒な場合は、スマホで食べた物の写真を撮るというのもアリです。
運動と食事の両面からお腹周りについた脂肪を落として、すっきりしたお腹で春を迎えてくださいね!