- 週間ランキング
先程お伝えしたように、スクワットはお尻の筋肉である大殿筋が鍛えられます。
お尻にはいくつかの筋肉がありますが、その中でも大殿筋は最も大きな筋肉です。そのため大殿筋を鍛えることでお尻全体を引き締めることができ、ヒップアップ効果にもつなげることができます。
また、スクワットは太もも裏側の筋肉であるハムストリングスも鍛えられます。ハムストリングスを鍛えると太もも全体が引き締まるので、太もも引き締め効果も得られます。
スクワットを効果につなげるには、効果的なフォームで行うことが重要です。
「スクワットをしているのに、思うようにダイエット効果が現れない…」という場合、誤ったフォームで行っているケースがほとんどです。そこで、改めて「効果的なスクワットのフォーム」をおさらいしておきましょう。
「痩せるためにスクワットを行っているけれど、どうしても膝が痛くなってしまう…」というお悩みの声をよく耳にします。
スクワットをすると膝が痛くなる原因として考えられるのは、たった1つだけです!それは、膝の曲げ伸ばし動作でスクワットを行っていることです。
ご自分のスクワットのフォームを、横からスマホで自撮りしてみましょう。すると下の写真のようなフォームなっていませんか?
そうすると膝が「く」の字に曲がっていて、つま先よりも前に突き出てしまっているので、膝への負担が大きくなってしまいます。
では、「スクワットをすると膝が痛くなる」という問題に対する解決策を3つお伝えしましょう。
その解決策とは、以下の3つです。
では、1つずつ解説していきましょう。
まず下の写真のように、お尻を軽く後ろに突き出すようにしてみましょう。
そうするだけで膝が前に出にくくなるので、膝への負担を少なくすることができます!
更に股関節の曲げ伸ばし動作が強調されるようになり、大殿筋への効果を高めることができます。
「でも、お尻を後ろに突き出そうとすると尻餅をつきそうでうまく出来ない…」という場合も考えられます。そのような場合、イスを使ってスクワットを行ってみましょう。
四つ足の安定したイスをご用意ください。軽く後ろに突き出したお尻を、そのイスの座面に触れるまで下ろして立ち上がる動作を繰り返してみましょう。
イスがあるので、お尻を後ろに突き出しても尻餅をつく心配はありません!慣れてきた段階で、イス無しで行うようにします。
膝に負担をかけずにスクワットを行う場合、もう一つ併せて行っていただきたいことがあります。それは、「股関節の動きを高めるストレッチ」です。
スクワットを膝の動きで行ってしまっている場合、股関節の動きが制限されている可能性が考えられるからです。
膝への負担を軽減させるには、特に股関節を曲げる動作を高めるようにします。そこで、ここでは「股関節屈曲動作を高める2つのストレッチ」をご紹介しましょう。
この2つのストレッチを行った上でスクワットを行うと、お尻を後ろに突き出しやすくなります!
股関節伸展筋であるお尻の筋肉が硬いと、股関節屈曲動作が制限されてしまいます。そのため、股関節屈曲動作制限を緩和させるために、まずはお尻の筋肉への静的ストレッチを行います。
左右それぞれお尻の筋肉が心地よく伸ばされていることが感じられる強度で、30秒間伸ばし続けるようにします。
お尻の筋肉への静的ストレッチで股関節屈曲動作制限を緩和させた上で、動的ストレッチで股関節屈曲動作を高めていきます。
お尻がかかとに近づくにつれ腰が丸まりやすくなりますが、腰が丸まらないように注意しましょう。
今回は、「スクワットをすると膝が痛くなる」という問題に対する解決策を3つお伝えしました。この3つの解決策を実践することで膝への負担が少なくなるので、膝を気にすることなく効果的にスクワットが行えるようになります!
スクワットのフォームはジムではパーソナルトレーナーにチェックしてもらうことができますが、ご自宅でのトレーニングとなるとそうはいかないですよね…。
でも、大丈夫です!ご自分のスクワットのフォームをご自宅で簡単にチェックできる方法があります!
それは、スマホで動画撮影をすることです。その際、横からだけでなく後ろからのフォームも撮影するようにしてみましょう。すると、それまで気づかなかったフォーム上の問題に気づくことができるようになるからです。
是非、ヒントにしていただけたらと思います!