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「筋肉量がアップすると筋肉ムキムキなカラダになるのでは…」と思っている女性の方が多いですが、安心してください!筋肉ムキムキなカラダにはなりません!むしろ、引き締まった、メリハリのあるカラダにすることができます。
女性には筋肉を発達させる効果の強い、「テストステロン」と呼ばれる男性ホルモンが少ないので、男性のような筋肉ムキムキなカラダにはならないのです。
筋肉には「力を生み出して運動を起こす」という働き以外にも、「体熱を作り出す」というそれもあります。実際、体熱の40%が筋肉で作り出されていると言われています。
男性に比べて女性に冷え性が多いのも、筋肉量が少ないことが理由とされています。そのため筋肉量がアップすることで体熱産生能力も向上し、冷えの改善にもつながると言えます。
「筋肉量アップにはダンベルやチューブなどで筋肉に負荷をかける必要があるのでは…」と思われがちですが、筋肉量アップならばダンベルやチューブがなくても大丈夫です。自重でも可能です!
自重トレーニングを筋肉量アップにつなげるコツは、下ろす動作をゆっくり行い、筋肉が軽くストレッチされていることが感じられるところで1秒程度静止することです。
重力に逆らいながら、ターゲットとなる筋肉が軽くストレッチされていることが感じられるところまで、3~5秒かけてゆっくり下ろすようにしてみましょう。それだけで、筋肉に十分な刺激を与えることができます!
それでは「自宅でダンベルなどを使わずに筋肉量アップできる筋トレを知りたい!」という方のために、筋肉量アップに有効な自重トレーニングを5つお伝えしたいと思います。
ご用意していただくものは、
あと必要なのは「やる気」だけです!
尚、トレーニング中のケガを防ぐために、周りに障害物などがないことを確認した上で行うようにしましょう。
ご紹介する自重トレーニングは、以下の5つです。
では、始めていきましょう!
そうすることでお尻の筋肉である「大殿筋」や、太ももの筋肉である「ハムストリングス」と「大腿四頭筋」が鍛えられます。
合間に1分間の休憩を挟みながら、10~8回を3~6セット行います。
スクワットを効果的に行うには、「お尻」がポイントとなります。お尻を軽く後ろに突き出して、そのお尻を膝もしくはそれよりもやや低い位置まで下ろすようにします。そうすることで膝に負担をかけることなくお尻の筋肉に効かせられるようになります。
エクササイズ中は、背中をまっすぐにキープするようにしましょう。肩甲骨を内側に寄せて胸を張ることが、背中をまっすぐにキープするコツです。
足幅を広げてスクワット動作を行うことで股関節の「開いて閉じる」という動きが繰り返されるようになり、内ももの筋肉である「股関節内転筋群」が鍛えられます。
合間に1分間の休憩を挟みながら、10~8回を3~6セット行います。
内ももの筋肉に効かせるポイントは2つあります。
つま先と膝の開きが甘かったり上体が前傾してしまったりすると、股関節の「開いて閉じる」という動きではなく「曲げて伸ばす」というそれになってしまうからです。
胸を正面に向けるようにすると、上体を床に対して垂直の状態を保ちやすくなります。
そうすることで大殿筋を鍛えることができます。
合間に1分間の休憩を挟みながら、12~10回を3セット行います。
ヒップリフトで大殿筋に効かせるポイントも2つあります。
肩甲骨が床から離れてしまうと、股関節を伸ばす動作ではなく腰を反らす動作でヒップリフトを行うことになってしまうからです。また足がお尻から離れてしまうと、太もも裏側の筋肉であるハムストリングスに刺激が分散してしまいやすくなるからです。
胸の筋肉である「大胸筋」や、肩の筋肉である「三角筋前部線維」、そして腕の筋肉である「上腕三頭筋」が鍛えられます。
合間に1分間の休憩を挟みながら、10~8回を3~6セット行います。
大胸筋に効かせるには、肩甲骨を内側に寄せた上で左右の肘を横に開いて閉じるようにします。
そうすることで、三角筋や上腕三頭筋を鍛えることができます。
合間に1分間の休憩を挟みながら、10~8回を3セット行います。
三角筋に効かせるには、頭を壁に近づける動作をできるだけゆっくり行うようにすることがポイントです。
筋肉量アップ効果が現れているかを知るには、ご自身の筋肉量を知る必要があります。そこで最後に、ご自身の筋肉量がどれくらいあるのかを知る方法をお伝えしておきましょう。
以下のような公式を用いることで、ご自身のおよその筋肉量を知ることができます。
体重(kg)× 体脂肪率(%)=体脂肪量(kg)
体重(kg)− 体脂肪量(㎏)=除脂肪体重(kg)
除脂肪体重(kg)÷ 2=筋肉量(kg)
例えば体重が50kgで体脂肪率が25%の場合、およその筋肉量は18.7kgとなります。
50 × 0.25=体脂肪量12.5kg
50 − 12.5=除脂肪体重37.5kg
37.5 ÷ 2=筋肉量18.7kg
ちなみに筋肉量の平均値は、女性で17~18kg、男性で24~26kgと言われています。
自重トレーニングは、合間に休養日を1、2日挟みながら、週2~3回行うようにしてみましょう。そうすることで、個人差はありますがありますが、2、3ヵ月で効果を実感できるようになります!
是非続けて筋肉量アップ効果を実感してみてくださいね!